北海道縦断乗り鉄の旅を振り返って。(第10回・終)

こんにちは。カメさんです。

2018/2/6(最終日) 夕張ウォーキング

道を引き返し夕張駅に再び到着したものの、次の列車到着までは2時間半もありました。ちょっと作戦ミス。そして次の列車に乗らなければ、新千歳空港からの帰りの飛行機に間に合いません。そこで夕張駅から線路に沿って徒歩で南下しながら散策することにしました。これなら多少遅れても列車に乗れそう。

意気込みとしては新夕張駅まで歩く気満々だったのですが、積もった雪の為にペースが上がりません。


道路脇には団地が点在しています。元炭鉱労働者向けの住宅でしょうか。かつて繁栄していた頃の名残りを感じます、人間達の夢の跡ですね。夕張市では過疎地域の住民を市街地付近に移住してもらい福祉サービスの効率化を図る動きもあるので、その際に有効活用されるのかもしれません。

道沿いの夕張メロン直売所も、この時期はシャッターが閉まってました。開いていたのは理容院、飲食店や雪かき道具を扱う雑貨店くらい。

更に南へと進むと周辺に民家が見えなくなり、峠道の様相に。歩道に足跡がない、つまり自分以外に最近歩いた人がいないということ。並行する線路にも駅が無い為、次の駅に向けて無心で歩き続けます💨 この日の雪は、降ったり止んだりの繰り返しです。


歩くこと8㎞、約2時間。何とか清水沢駅に辿り着きます。駅前には小規模ながら商店街もありました。








無人駅舎の待合室には、かつて三菱大夕張線が走っていた時代の貴重な資料が展示されていました。写真から活気ある町であったことが伝わってきます。大夕張線は炭鉱閉鎖の影響で廃線に。さらに現在、大夕張地区はシューパロダムの湖の底へ姿を消しています。

広い構内を有した清水沢駅も、今は1面1線のホームが佇むのみ。
やがて現れた1両のキハ40形に乗り込み、新千歳から羽田への帰路に着くのでした。

※今回は夕張の観光スポットをあまり見れなかったので、次は車で周ってみたいですね。

おまけに続きます。

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