近畿3府県周遊 乗り鉄の旅を振り返って。(第4回)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前回はコチラ

橋本駅でJR和歌山線に乗り換え。奈良県へと向かいます。

昼下がりの時間帯で乗客はまばら。歩き疲れてウトウトしてしまった。
途中の五条駅で接続電車に乗り換え。並行する紀ノ川(吉野川)を離れて高田駅や王寺駅を目指して電車は北上します。


橋本から1時間余りで王寺駅に到着しました。
王寺駅周辺はベッドタウンとして栄えています。大和路快速を利用すれば天王寺まで30分以内、久宝寺でおおさか東線に乗り換えれば新大阪にもアクセスが容易で人口増加中。

駅北側にて近鉄の2つの路線が接続しています。


新王寺駅では近鉄田原本線に、王寺駅では近鉄生駒線に乗り換えられます。どちらも地域輸送メインのローカル路線。


ここでは生駒線に乗車します。首都圏でよく見るバケット形状でない真っ直ぐなロングシートが何か気持ち良い。南北に延びる生駒山地に沿って生駒線は走ります。

特に寄り道せず25分程で終点の生駒駅に到着。近鉄奈良線と近鉄けいはんな線に乗り換えられます。そして、


生駒駅南側の少し離れた場所から、生駒山頂にアクセスするケーブルカーが運行しています。山頂には遊園地や展望台があるらしい。大阪市街の絶景を見たい。

しかし山頂まで向かう電車は既に終電時刻を過ぎたことを駅員から告げられる。どうやら遊園地の営業時間に合わせたダイヤが組まれているらしい。

終点までは行けないが、次の宝山寺まで向かうケーブルカーはまだ運行中。乗ってみることに。

生駒ケーブルは大正時代に作られた日本最古のケーブルカー。(筑波山ケーブルも大正時代生まれだが、建設はこちらの方が数年早い)

周辺には住宅地もある為、朝夕時間帯には通勤需要もあります。日本で唯一自動車が渡れるケーブルカーの踏切もあります。


宝山寺駅に到着。生駒山頂に向かうにはここで乗り継ぎが必要になります。

宝山寺へ向かう参道である石段(聖天通り)を登っていきます。参道沿いでは飲食店や旅館が営業中。

参道の左右に灯籠がずらっと並びます。中々壮観。


大鳥居を潜り抜けて生駒山宝山寺の境内へ。

こちらが本堂。うーん中々渋いお寺ですね。本尊として不動明王像が祀られています。宝山寺は真言律宗の寺院で、かつて空海(弘法大師)も修行したことのあるお寺。

すぐ隣には聖天堂。仏教の守護神である歓喜天が祀られており、生駒の聖天(しょうてん)さまとして親しまれています。特に財運と恋愛運の御利益があるらしい。大阪商人が24時間いつでも参拝できるのが昔からの伝統となっている。

所々に大根が交差した装飾が施されています。聖天様の好物が大根であるらしく、食べると穢れを祓ってくれると言われています。

帰り道、眼下に広がる生駒市街地を見渡します。生駒市は奈良県人口第3位の都市。大阪や奈良へのアクセスが良いベッドタウンとして発展しています。

生駒駅まで戻り、近鉄奈良線に乗車して今夜の宿へ向かいます。

大和西大寺駅にて下車。奈良線と京都線と橿原線が交差し、西大寺検車区も併設されている交通の要衝です。

奈良時代の平城宮跡地にほぼ隣接している「亀の井ホテル 奈良」に宿泊します。露天付温泉大浴場でのんびり過ごします。

ホテルの屋上からは平城宮跡地を一望できました。奈良中心部から近いこの場所に広大な原野が広がっています。何か不思議な感じ。

平城宮保存活動の一環で復元された平城宮の入口「朱雀門」。夜間にはライトアップが行われています。

本日で和歌山と奈良のJR線は全線乗車完了。明日はまた新しい旅が始まる。第5回に続きます。

コメント