中部地方縦断 乗り鉄の旅を振り返って。(第4回)

おはようございます。カメさんです。

今回の乗り鉄旅のメインディッシュ『高山本線』の旅が始まります。


2022/11/7(2日目) 岐阜~飛騨金山

岐阜駅に到着した『特急ひだ』キハ85系に乗車します。全線非電化の高山本線経由で名古屋~飛騨高山・富山を結びます。ディーゼル気動車特急が北アルプスの山麓を駆け抜けます。

大阪発の特急ひだが一日1往復のみ設定されており、岐阜駅にて名古屋発着の列車と分割併合を行います。

名古屋~富山間を結ぶ特急ひだは一日4往復と本数は少ないですが、乗換えなし4時間弱で結んでいます。
特急しらさぎ&北陸新幹線を利用する米原・金沢経由だと一日8往復で3時間30分。高速バス利用だと一日10往復(コロナ渦で減便中)で3時間40分&料金割安。中々の激戦区なのです。

岐阜駅~鵜沼駅間は名古屋鉄道との並走区間。かつて鵜沼駅の連絡線を経由して名古屋鉄道が高山本線へ直通運転していた時期もあります。


今回は寄りませんでしたが、木曽川沿いにそびえ立つ『犬山城』が渋くて格好良いのです。

犬山には他にも『日本モンキーセンター』があります。リアルパーマン2号(チンパンジー)に会いたかった。またいつか行きたいな。

美濃太田駅始発の『長良川鉄道』も情緒溢れるローカル路線。刀鍛冶の里・関市や、徹夜で一晩踊り続ける夏の風物詩・郡上おどりで有名な郡上八幡へアクセスできます。


12年前に終点の北濃駅まで乗車したことがあります。当初の計画では福井県側の九頭竜湖方面に接続する予定でしたが実現しませんでした。

運行開始から30年近く経過し、大分年季が入っているキハ85系の車内。新型ハイブリッド特急車両へ置換される予定らしい。美濃太田を過ぎると飛騨川の渓流に沿って列車は走っていく。周囲の山は紅く色づき始め絶景を醸し出しています。


高山本線最初の途中下車は飛騨と美濃の分岐点・飛騨金山。特急から降りる乗客はどうやら自分一人だけ。

駅から西に歩いて飛騨川に掛かる橋を渡った先に見えるのが、飛騨街道の宿場町です。

山間の静かな町をぶらり散歩。飛騨金山で下車した目的は2つ。

一つは『筋骨めぐり』。迷路のような路地裏を探検できると聞き、興味が湧きました。

金山宿のメイン通り。昔の町並みが残っているのですが。



町のあちこちに人がギリギリ通れる幅の裏路地(=筋骨)への入口があります。ちょっと奥へ進んでみます。

住民が共用する水場。飲料用・食器洗い用・洗濯用と区切られており、清潔に保たれています。

昔の公共浴場の跡地を発見。


女湯は立入禁止(笑)。男湯の方を覗くと、昭和初期の銭湯の雰囲気を味わえます。

古民家の裏側の用水路沿いに伸びる路地を歩きます。こんな所歩いていいの?



次々に現れる木造建築物群に頭をぶつけないよう身を屈みながら、奥へと進んで行きます。

階段を登って、民家の間から大通りへ出られました。狭い。

折角ここまで来たし、夕食は飛騨牛が食べたいなぁ。


観光案内所には筋骨めぐりを題材とした切り絵が展示されていました。

美濃と飛騨の国境である橋を渡り、紅葉吹雪の中もう一つの目的地へ向かいます。

飛騨川の大船渡ダム沿いの道を歩いて北上します。これが日頃の修練の成果なのか?ハイペースで歩けてます💪。

高山本線の線路沿いへと出ました。


『下原八幡神社』に到着。至って普通の神社ですが…。


境内を高山本線が横切る、鉄道撮影スポットなのです。


目前まで迫る木々とススキを眺めながら、駅まで歩いて戻ります。

ワンマンの普通列車に乗って、飛騨の奥地へと進みます。次回に続きます。

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