蕨宿⇒日本橋 中山道サイクリング 

おはようございます。カメさんです。

9月中旬、休日早朝の「蕨宿本陣跡」。今回のサイクリング旅はここからスタートします。

蕨宿は日本橋から約20kmの距離にある中山道2番目の宿場町。中山道は東京日本橋と京都三条大橋を、信濃・木曽・美濃を経由する山越えルートで結んでいます。

  夜明け前の国道17号を走って、目指すは日本橋。

今回は可能な限り旧中山道に沿ったルートを走ります。

荒川堤防沿いにある「戸田渡船場跡」の石碑。江戸時代は防衛の観点から荒川に橋は架けられず、渡し船による往来に頼っていました。

初代戸田橋が完成したのは明治時代以降になります。当初は有料橋だったらしい。

環八通りと交差する志村3丁目交差点。ここから上り坂です。

側道にある「清水坂」は中山道最初の難所。クロスバイクの24段ギアを駆使して登ります。

国道17号沿いを再び走って首都高と合流したら、斜め左の路地へ入ります。旧中山道 板橋宿の入口です。


環七通りの陸橋を渡ると現れる、石神井川に架かる橋が「板橋」です。


板橋宿の中心に位置する「仲宿商店街」。休日の早朝なので閑散としていますが、日中~夕方は歩行者天国となって買物客の往来で賑わい、東京の下町風情を感じられます。

蕨宿から二里。一里は3.927km⇒約4kmと覚えておくと便利。

国道17号を一旦横断して、旧中山道を進みます。

JR埼京線の板橋駅前に到着。

駅前の一角にポツンと現れる、新撰組組長 近藤勇の墓。土方歳三、長倉新八などの新撰組隊士も一緒に供養されています。


鳥羽・伏見の戦いで敗れた新撰組は京都⇒江戸へ帰還後も戦い続けましたが、近藤勇は捕縛されて板橋宿近くの刑場にて斬首に処されました。


再び旧中山道を進みます。明治通りを渡ると都電荒川線の庚申塚駅。その先はとげぬき地蔵のある「巣鴨地蔵通商店街」を経由してJR山手線の巣鴨駅へ抜けられます。

不忍通りを渡った後、旧白山通りへと国道17号は続きます。

カメさんの母校である「東洋大学」の白山キャンパス前を通ります。綺麗なキャンパスですが、中に入ったのは受験の時のみだったり。理工学部は埼玉県川越市にあります。

本郷通りへ合流し、「東京大学」の赤レンガの外壁沿いを走ります。

東大のシンボルである「赤門」は、耐震性の問題で現在閉鎖中。

湯島~お茶の水付近は下り坂。一気に駆け抜けます。

坂を下ると秋葉原電気街に到着。

神田川が流れる万世橋を渡ります。いよいよ日本橋が近くなってきた。

休日朝の日本橋界隈。荘厳な建築物が建ち並ぶが、通行人少なく閑散とした雰囲気なのが不思議な感じ。


中山道の起点である「日本橋」へ到着。途中で寄り道しながら走ったので2時間強掛かりました。橋の街灯の下で佇む麒麟のオブジェが芸術的。

橋の中心には日本の道路の起点を示す「日本国道路元標」が設置されています。

日本橋の空を取り戻す再開発計画が進行中。10数年後には日本橋の上の首都高は撤去されることが決まっています。今後の日本橋の変化が楽しみです。

さて今回のサイクリングは、まだ続きます

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