B.B.BASEで行く鹿嶋市内サイクリング(後編)

おはようございます。カメさんです。  ⇒前編はコチラ

茨城県鹿嶋市へ。最初は南部の工業地帯からサイクリング開始です。

海岸に立ち並ぶ風力発電用の風車。一基あたり約800世帯分の家庭用電力をまかなうことが可能です。クリーンエネルギーですが、風の吹かない日or強すぎる日は発電できない、大型の風車による景観&自然への影響が懸念される等、デメリットは0ではないです。


鹿嶋と言えばやっぱり「鹿島アントラーズ」が有名。1992年のJリーグ発足後から存在するクラブで、未だにJ2への降格経験が無い強豪。


未来のJリーガーを育てるサッカーアカデミーを発見。この日は子供達が練習中。広いピッチを走り回っていました。

さらに南下して工業地帯へと入っていきます。どこまでも続く真っ直ぐの道路はまるで北海道みたいだ(言い過ぎか)。


広大な敷地に建てられた火力発電所や石油コンビナート。川崎に似た雰囲気を感じます。工場夜景もきっとトップクラスだろうな。

海釣り船が多数停泊する「鹿島港魚釣園」へと到着。

海釣り船は早朝に出航して昼頃には港へ戻ってきます。この日は風が強く海は荒れ気味。出港していた気配はなかったです。

実はカメさんは9年前に鹿島港魚釣園へやって来たことがあります。人生初の海釣りを体験したのがこの場所。

ちなみに初めてでもちゃんと釣れました。これがビギナーズラックというやつか。手に持っている魚はカレイではなくヒラメですね。この後船酔いでダウンしたのも今は良き思い出。


折角海まで来たのでランチはやっぱりお魚を食べます。通りがかったお店に突撃。

こういう時は漁師オススメの旬魚を食べたい所。日替り刺身定食を注文して堪能します。コリコリ食感の貝の刺身が美味しかった。

食後は海を見る為、近くの海水浴場(下津海水浴場)へと立ち寄ります。シーズンオフのはずですが人の姿が意外とあります。

どうやら砂浜での潮干狩りを楽しんでいるようです。

思ったよりもサラサラで綺麗な砂。触った感触も心地よい。

だがこの日の海は荒れていた。強風で舞い散る砂のつぶてが痛くて長居できそうにないので退散します。

海水浴場の近くには、防潮堤に面して「鹿島神宮 東の一の鳥居」がひっそり建っていました。一の鳥居は東西南北の4ヶ所設置されており、鹿島神宮を守護する結界の役割をしています。鳥居の内側は神域とされており鹿島神宮の境内となります。

太平洋を離れてアントラーズの本拠地「カシマサッカースタジアム」へ。サッカー専用のスタジアムであり、この日は試合もなく静かな様子。

サッカーボールのオブジェ前で記念撮影。スタジアム建設から30年が過ぎて老朽化が進んでおり東日本大震災の被害も受けていることから、新たなスタジアムの建造が検討されているらしい。

スタジアムに隣接して鹿島線の駅が設置されていますが、試合の時しか営業しない臨時駅となっています。

茨城県内でよく見掛けるコンビニ 「セイコーマート」。北海道で最多店舗数を誇りますが、実は茨城県(と埼玉県の一部)にも多数展開しています。フェリーが大洗~苫小牧間で就航しているからかな?店内には北海道の食材が多くあるので、北海道気分を味わいたい時は良いかも。

民家と田んぼが広がる中を、自転車で西へ走り抜けると。


霞ヶ浦の一部である「北浦」へ出ました。今度は湖岸沿いの道路を南下します。

下流部の利根川との合流部に水門を設けることで現在は淡水湖となっている霞ヶ浦。広大な湖ですが水の透明度は高くなく綺麗だとは感じませんでした。

人口増⇒生活排水増による富栄養化でプランクトンが増殖する水質汚染(COD上昇)が問題になっていますが、近年水質は横ばいの状況が続いています。


空地を活かして設置したと思われる「太陽光パネル」。節電効果が得られるだけでなく、余った電力は売ることができます。冬場や悪天候の日は発電効率が落ちますが、蓄電池を併用することで対策する方法もあるんだとか。
※東京都では新築建物への太陽光パネル設置を義務づける条例が現在検討されています。

鹿島線の北浦橋梁に到着。折角撮影スポットに来たので、霞ヶ浦を渡る電車を撮ってみます。

全長1.2kmの長い単線橋梁を2両編成の電車が走ります。

北浦橋梁から少し南に進むと現れるのが「鹿島神宮 西の一の鳥居」。北浦に建てられた巨大な水中鳥居。広島県の厳島神社の鳥居を越える日本最大級の高さです。

鹿島神宮駅付近まで戻ってきました。児童公園の一角で見つけた「塚原卜伝(ぼくでん)」の像。生涯一度も負けたことがない戦国時代の剣の達人として讃えられる鹿嶋の偉人。

そして最後は「鹿島神宮」を初参拝。
鹿島神宮は関東最古の神社として知られ、日本建国&武道の神様が祀られていると言われる。写真の大鳥居(二の鳥居)は東日本大震災の際に一度崩壊し、その後に木製にて再建されたもの。


いつも通り手水舎で手を清めた後、絵馬をチェック。受験という名の戦に勝つ為か、学業や資格受験に関する願い事が多かったですね。

森の中を歩いて、境内の奥へと進んでいきます。

境内の鹿園にて飼育されている鹿を発見。奈良県・春日大社の鹿も、元々は鹿島神宮から連れてきたものらしい。

鹿島神宮では鹿は神の使いとして祀られている。

奥宮に到着。早速参拝を済ませます。

地面からひょっこり出ている凹んだ石が「要石」。地中で暴れて地震を起こす大ウナギを押さえ込んでいるらしい。


湧水で澄み切った御手洗池のほとりで小休止。三色団子を食べながら抹茶を楽しみます。

最後はおみくじに挑戦。

結果は大吉でした。今回は持って帰ることに。


そろそろ帰りの電車が出発する時間。さらば鹿嶋市。

両国行のB.B.BASEに乗って埼玉への長い家路に着きます。

今年自転車でやりたかったことは、これで一通りやりきった感じ。旅行先でレンタサイクルを利用するなら兎も角、自宅からの往復を考えると自転車での遠出は中々メンドクサイ難しいと感じる。たまにやるなら良いけれど、今後の自転車利用は隣市への移動など短距離移動メインになりそうな気がします。

最初から読むならコチラから。

コメント