埼玉の社会科見学に出掛けてみたので。(完結編)

おはようございます。カメさんです。
国道122号を南下して利根川を再び渡り埼玉県へ。

暑い夏の日の埼京線ホームで上の看板を見てふと行きたくなった。涼むには水族館はうってつけかも。この時はそう思っていたのです‥。⇒そうだ、埼玉にも水族館があるではないか。

7.さいたま水族館
東北道羽生ICから程近い、羽生水郷公園の一角に『県営さいたま水族館』はあります。恐らく埼玉県唯一の水族館だと思います。時間は既に午後2時、この日の外気温も35度を超えている。あー、早く館内で涼みたい。

敷地内に入って最初に目に入ったのが、巨大な池で泳ぎ回る数えきれない程のコイ&フナの姿。いやー魚も暑そうだわ。
実はさいたま水族館は淡水魚に特化した水族館なのです。流石は海なし県。

ペンギンやイルカには会えませんのでご注意下さい。


隣接する池にはチョウザメの姿が。チョウザメは厳密にはサメではなく、外見がサメに似ている巨大な淡水魚の一種。池の壁の一部分がガラスになっているので、真近での鑑賞が可能です。

そろそろ館内で涼みたい。まずは特別展示室へと入ってみます。この日開催されていたのはソコモノ特集。つまり、深海の生き物。

ヤツメウナギの稚魚。ウナギは厳密には魚とは全く違う生き物。魚よりももっと原始的な生き物なんだそうです。

水槽の壁際でへばりついているのはヒラメ?それともカレイ?

ヒラメやカレイは成長過程で目が片側に移動するそうです。⇒砂の中に潜っている時でも周囲を観察できるように。
お腹を下にした時に、左向きになればヒラメ、右向きになればカレイと呼ばれます。へぇー、勉強になります。

岩に擬態しているのがサツマカサゴ。よく見るとヒレがあって、歩くように移動します。他の魚類や貝類を食べる肉食性です。

コブヒトデ。手で触れるとプニプニします。⇒触った後は手を洗いましょう。
星型の中心部にある胃袋が外に飛び出し、体外で貝類などを消化します。胃袋が外に出ているのはハラペコのサイン。

最後はスレッドフィン・パラダイスフィッシュ。長い触覚が特徴的で綺麗な魚ですが、肉食性です。

一旦外へ。足の裏の角質を取ってくれる足湯、フィッシュセラピー。


丁度カメさんに触れるコーナーが開催されていた。⇒夏休みの子供たちに大人気。乱暴に扱わないよう飼育員から注意が。
カメの甲羅は固いが、高所から落として衝撃を与えたりすると割れやすく、死ぬこともあるらしい。頼む、優しく扱ってくれ。


続いて本館の方へと進んでみます。海なし県埼玉ですが、実は河川面積では日本一なのです。(知らなかった…)


荒川上流域に生息するニッコウイワナ(上)、ヤマメ(下)。全国的に生息されると言われるが、埼玉県内ではレッドリスト(準絶滅危惧種)に指定されている。

食用としても扱われる淡水魚ニジマス。⇒実はアレルギー持ちの為、この魚は食べられない。


オオサンショウウオ(上)とイモリ(下)。仮面ライダー怪人のモチーフになりそうな生き物が続く。

荒川下流域に生息するソウギョ。水草を食べて成長する、中国から食用として導入した外来魚。よく見ると体表の色が違うが、白っぽいのは埼玉県の水産研究所で生み出された魚で黒色の色素を持っていない為。
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成長したオオウナギは体長が2mを超える。寒さに弱いため、関東地方で冬を超えるのは稀らしい。


館内にもカメさんと戯れるコーナーが。しかし夏休み親子の順番待ちで長蛇の列ができており近づくこともできない。無念だ。


海外の熱帯魚も飼育されていました。レインボーフィッシュ(上)とスマトラ(下)。海外の魚は何故カラフルなのだろう?

最後は日本のカラフルな魚、金魚で〆。津軽錦。金魚は中国産フナの突然変異によって生まれた、自然界には存在しない魚。品種改良も積極的に行われている。

館内も人が多くてあまり涼めなかったですが、魚について勉強できたので楽しい時間でありました。すっかり満足したので、家路に着くのでした。

おまけ)

さいたま水族館のお土産コーナーで見つけた謎のモンスターボールタマゴを購入。

タマゴを水の中に浸けて…。

24時間経過。タマゴの殻にヒビが入り始める…。

36時間経過。タマゴの隙間から緑色の物体が見え始める…。

42時間経過。生まれました。カメの赤ちゃん。元気な男の子です(多分)。

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