終着駅を目指す旅~群馬&栃木~(後編)

おはようございます。カメさんです。   ⇒前編はコチラ

吾妻線大前駅を出発し、普通電車の中でウトウト寝過ごすこと4時間。新前橋駅で両毛線に、小山駅で宇都宮線に乗り継いで、宇都宮駅に到着したのは15時。
お昼も食べていなかったので駅弁を食べようかと思ったが、既に売切れという状況。

仕方なくKIOSKにて食料調達。栃木名物からレモンドーナツと岩下の新生姜を使用したピンクジンジャーアップルジュース。駅弁風おにぎりシリーズから牛たん弁当とかきめしをチョイス。次の電車到着までの間に平らげます。


日光線のりば。世界遺産・日光東照宮の拝観料はSuicaで支払い可能。

JRの新型車両 E131系電車に初遭遇。宇都宮線の小山以北及び日光線にて運転されている。
ワンマン運転に対応しつつ、線路設備モニタリング装置の搭載によって日常保全の容易化を図っているのが特徴。

そしてこれから乗車する「烏山線」のEVーE301系電車。一見は普通の電車に見えるが…。

車両前面&側面に書かれた「ACCUM(アキュム)」の文字。
ENERGY ACCUMLATING VEHICLE …直訳すると「エネルギーを蓄える乗り物」
この電車最大の特徴は、リチウムイオン蓄電池が搭載されていること。

宇都宮線内では架線からパンタグラフを通じて集電した電力を使用して走ります。これは通常の電車と同じ。

宝積寺駅から烏山線に入るとパンタグラフが収納され、リチウムイオン蓄電池からの電力供給へ切り替わります。これが非電化の烏山線で電車が走行できるカラクリ。

車内は全席ロングシートの通勤通学仕様。


烏山線の7つの駅には、富と幸せの象徴である七福神が当てられています。大金駅は大黒天。打ち出の小槌を持ち福袋を背負った神様。おおがねもちになりたいな。

のどかな田園地帯を電車はのんびり走ります。

電車は50分程で終点・烏山駅に到着。これで栃木のJRも全線乗車完了

行き止まりの線路の先に、フェンスで囲まれた変電施設があります。

烏山駅に到着した電車は、駅構内に設置されている架線からパンタグラフを通じて蓄電池に急速充電を実施します。

烏山線の運行本数は概ね1~2時間に1本。帰りの電車が出発するのは約1時間後。一旦改札を出て暇をつぶすことに。

夕暮れ近い駅前通り。たまに車が通るけど、人影少なく閑散としています。

鮎の塩焼きが食べられる川魚のお店。那珂川で釣っているのだろうか?

昔ながらの喫茶店。入ろうかと思ったが、入口の扉の奥から流れてくるテレビの大音量に躊躇する。

駅周辺には他に開いてるお店も見当たらず。恐らく幹線通り沿いの方が発展しているのでしょう。やむなく駅に引き返し、暑さを凌ぐ為にベンチで缶コーヒーでも飲んで時間を潰します。これがローカル線の終着駅の景色です。

かつて使われていたであろう腕木式信号機の遺構。紅白に塗られた板が腕木。腕木が水平の時は停止、左下45°に傾くと進行。

結局暑さに耐えかね、一足早く電車内で涼むことに。

烏山駅発車前に流れる予告メロディは、烏山の伝統行事である「山あげ祭」のお囃子。最近はコロナ渦も影響して夏祭りを見ていない。少しだが「夏」を感じられたので嬉しかった。

あとは宇都宮線に乗って帰るだけなのだが、今回美味しいモノ何にも食べてない!!

ということで、小山駅で途中下車。

東口から10分ほど歩いた場所にあるラーメン店「一品香 城東店」へ。行列に30分ほど並ぶ。

佐野ラーメンに近い、チャーシュー麺と

宇都宮餃子に近い、餡たっぷりのジャンボ餃子を一緒に楽しみます。いやー満足。

翌日は突発のお仕事なので、そろそろ埼玉へ帰ります。この調子でJR全線乗車進めるぞ~。

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