奥鬼怒・川治温泉日帰り湯治の旅(中編) 

おはようございます。カメさんです。 ※今回は「石」分やや多めです。

野岩鉄道線に入り、最初の停車駅である『龍王峡』にて途中下車。昼食前に軽くハイキングで汗を流すことに。


龍王峡は鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置する景勝地。海底火山の活動で噴出した火山岩が、鬼怒川の流れによって長い年月を掛けて浸食されてできた渓谷だ。
上写真は虹見の滝と虹見橋。

一服しながら駅前茶屋の店主と世間話。川治温泉まで歩くことも可能だが、一番の見所は駅から近い白龍峡だと聞かされる。そこで龍王峡駅からむささび橋まで歩いてUターンする約2㎞のコースを歩くことにした。

まずは龍王神社で参拝。鬼怒川温泉と川治温泉の守護神である龍神像が祀られている。


既に紅葉も散り、寂しい山景色。コース距離は決して長くないが、不安定な足場が多い上に粉雪や落葉で滑りやすかったので気が抜けない。

むささび橋まで無事到達。橋の下流側が白龍峡。流紋岩(火山のマグマが固まってできた火成岩の一種)の白い岩々が特徴。

橋の上流側が青龍峡。緑色凝灰石(火山灰が堆積してできた堆積岩の一種)の青っぽい岩々。今回は立ち寄らなかったが、青龍峡の更に上流には紫龍峡があり、安山岩の紫がかった岩々(火山のマグマが固まってできる火成岩の一種)が見られる。

白龍峡の流紋岩には時折横に走る割目が見られる。この割目はマグマが冷えて凝縮したり海底火山の隆起運動の際にできるらしい。地下水や温泉が湧き出ることもあり、鬼怒川温泉や川治温泉も割目から湧き出たものなんだそうな。

再び龍王峡駅へと戻り、電車で川治温泉へ向かう。ここで特急リバティ再び登場。 ※下今市駅より北の区間は乗車券のみで乗車可能です。


川治湯元駅に到着。
下野国(栃木)と岩代国(福島中通り・会津地方)を結ぶのが野岩鉄道の由来。トンネル・高架・橋梁で山間を貫いて建設した路線。駅舎・改札は線路高架下に設置されており、ローカル線の情緒は感じない。


川治温泉街へは駅から徒歩15分程度。かわ爺がお出迎え。平日昼間なので、観光客の姿は殆ど見掛けない。


龍王峡の駅前茶屋の店主から教えてもらったお店『やまこし』にて昼食タイム。豊富なランチメニューから選んだのは「鍋焼きうどん」。寒かったので温まるにはコレしかないと直感。うまい!

後編に続きます。

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