タンニン鞣しの感触を味わいたくて。

おはようございます。カメさんです。

3年前に買ったショルダーバッグの表面が剥げて痛ましい姿に。合成皮革は安価ですが、経年劣化に弱いことを実感。丈夫な本革の鞄がふと欲しくなりました。

ところで、TVアニメのゴールデンカムイも先週最終回を迎えました。ゴールデンカムイはアイヌの金塊を賭けた入墨人皮の争奪バトル。江渡貝くんが作製した偽の入墨人皮は鶴見中尉がスリスリしてしまう程滑らかな感触。
江渡貝くんの革への拘りの一つは『タンニン鞣(なめ)し』。
タンニンとは植物由来の水溶性化合物。ぶどう、柿やお茶などの渋み成分である。植物由来のなので環境・人に優しく、酸化防止作用(シミやくすみを抑える)や殺菌消臭作用も併せ持つ。
鞣しとは、動物の皮の腐敗を防ぐと共に柔らかくする為の処理工程。鞣すことにより使い込めば使い込むほど柔らかくなり、色艶も一層増してくる。デメリットとして、タンニンが水と反応して変色を起こす要因になる。その為タンニン鞣しの革製品は水に触れさせないようにする必要がある。

タンニン鞣しの革製品を試したかったので近所のショッピングセンターや古着屋で探してみるものの、気に入ったものが中々みつからない。結局ネット通販にて探してきて購入することに。
選ぶ際にはシンプルな形状であること、ビジネスで使いやすい黒色であること、A4サイズのファイルが収まることを条件としました。新品は硬めの質感だが、これから使い続ける内に柔らかくなるのが楽しみなのであります。

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