世界最強タッグ決定リーグを観戦してきたので。

おはようございます。カメさんです。

昨年の12月上旬。水道橋駅へ足を運んだカメさん。あの老舗プロレス団体の試合を観ることが今回の目的です。いざ後楽園ホールへ。

観戦するのは「全日本プロレス」。カメさんが生まれるよりも前、1972年に日本プロレスが分裂した際に生まれたプロレス団体です。
全日本の社長だったジャイアント馬場が亡くなった後、2000年に全日本プロレスからさらに分裂する形で誕生したのが「プロレスリングノア」となります。

早速会場へ。今回は木製ベンチの北側席ではなく、会場正面の南側席チケットを確保できました。


座ってても痛くないし、リングからも近くて観やすい。これは良い席だわ。



正直どんな選手なのかも分からない。そのおかげで新鮮さを感じることができた。会場内の客層の熱気もプロレスノアと同じかそれ以上のものを感じる。

この日は世界最強タッグ決定リーグの最終戦。全日本だけでなく他団体選手も多く参戦するお祭り状態。DDTプロレスからは坂口征夫&岡谷英樹が参戦。対するは…、



イケメンこと黒潮TOKYOジャパン&立花アニキ登場。福山雅治のHELLOを丸々一曲使用した派手な入場パフォーマンス。


ガチンコのシングルも良いけど、プロレスはタッグの方が面白いと気づく。コンビネーション技も繰り出すし、強い選手が必ずしも勝つとは限らないワクワク感がある。

イケメンと立花アニキのタッグチームが勝利。

続いてプロレス団体GREATの選手と外国人レスラーが登場。

全日本プロレスに参戦するレスラーの最大の特徴は体の大きさ。全日本からノアにやって来たジェイク・リーもそうだったが、デカい体はその強さに圧倒的な説得力を生み出す。


場外の観客の目前で巨体レスラー同士がシバキ合うのだから、それは盛り上がらないはずがない。

そして筋肉は決して裏切らない。

ヘビー級の世界最強タッグ決定リーグと並行して行われた、Jr. BATTLE OF GLORY(Jrヘビー級選手によるシングルリーグ)もこの日が最終戦。
以前DDTにも参戦した元DRAGON GATEのベテランフリー、土井成樹が登場。


対するは全日本の若手レスラーの一人、田村男児。この日は観客の大声援に押された田村が躍動した。

パワーボムで土井を沈め、田村がリーグ初優勝を飾った。全日本の若手は勢いあるなぁ。

再び世界最強タッグ決定リーグへ。リーグ上位陣は混戦。そしてリングに上がっている4人全員がデカい。

全日本の暴走専務諏訪魔。高身長の綾部蓮にヘッドロックを仕掛ける。

日本人レスラーでも屈指の巨体を誇る石川修司をグラウンドで攻めますが。

逆に石川に豪快に投げ返された諏訪魔が敗北。バカバカタッグのパートナー鈴木秀樹と最後に握手を交わします。

全日本が誇る双子レスラー、赤いコスチュームに身を包んだ斉藤ジュン&斉藤レイが登場。
そしてここでも本田竜輝&安齋勇馬の若手コンビが躍動する。

元中央大学レスリング部の安齋は、全日本でも特に期待のルーキー。昨年はプロ2年目にしてプロレスノアのN-1 VICTORYに参戦するなどビックマッチを多く経験して育成強化しているのが分かる。最後は安齋が斉藤レイを撃破して勝利を決めた。

そしてこの日のメインイベント…。

全日本不動のエース格である宮原健斗と。

陰湿キャラが持ち味の青柳優馬のビジネスタッグ。

そして全日本5年目で成長途上の大森北斗とタッグを結成しているのが。

プロレスリングノア退団後、全日本へ外敵としてやって来た中嶋勝彦。最近突如闘魂スタイルを前面に押し出していますが、何がやりたいのだろう??

同門出身の中嶋と宮原がリングの上で再び対峙する。大晦日の三冠ヘビー級王座選手権の前哨戦でもあった。


約20分の激闘を制して、


大森北斗がフィッシャーマンズバスターで青柳を投げて3カウントを奪取。

勝ち点トップとなった中嶋&北斗組の優勝で、世界最強タッグ決定リーグは幕を閉じた。

現在の全日本プロレスが目指すのは「明るく楽しく激しいプロレス」。元気ある若手のいないプロレスはやっぱりつまらない。先日のプロレスノアの試合と比べても、今回の方が充実感を感じている。プロレスの楽しさを改めて確認できた一日でしたね。

そんな全日本プロレスですが、この年末年始は退団者が続出するニュースが流れて揺れています。元々経営状態は良くないとは聞いていますが、この先どうなってしまうのだろうか。

全日本だけでなくノアもDDTも新日本も、プロレス業界全体が揺れてます。今後の情勢に注目しつつ次に何を観るか思案するこの一時も、また楽しい時間ですね。

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