カメさんの防災戦略 ~インフラ編~

おはようございます。カメさんです。

昨年2023年は相模湾を震源とする推定M7.9の大地震「関東大震災」から100年の節目でした。

墨田区一帯は関東大震災における大火災や太平洋戦争の空襲を受けて焼け野原になっています。東京・両国の横網町公園にある「東京都慰霊堂」には犠牲者の霊が祀られています。


敷地内には日本庭園があり、都民の憩いの場となっています。

今年の三が日は石川・能登半島の震災ニュースで非常に慌ただしい。
老朽化したビル、住宅、ブロック塀の倒壊に巻き込まれて下敷きになったり、地域一帯に火災が広がり、被害拡大しています。自宅だけでなく周囲に古い建物が密集している場合は注意が必要なんですね。

震源地付近の鉄道は止まり、道路は地割れ&崩落して通行止。前回震災想定しましたが、もし震災が起きたらカメさんは自宅での籠城戦を選択するつもり。

震災が起きるとインフラは大きな影響を受けます。一体どんな状況に追い込まれるのか?どんな備えをする必要があるのか?過去の震源地の被災状況を基に、対策について整理してみたいと思います。

1.電気
震災時に起こる停電。東日本大震災では原発トラブル等ありましたが、震災発生後~復旧まで概ね1週間程度掛かっています。停電の原因は電柱や電線などの電力設備トラブルによるものが大半。停電時はありとあらゆる電化製品が使用不能に陥ります。


照明器具が重要であることは夜のキャンプで学びました。暗いととにかく不便を強いられます。「ランタン」は複数台用意しておきたい。そして稼働させる為の「乾電池」も忘れずに。

エアコンが止まるのは特にキツイ。生命に関わる。冷房&暖房の代替手段を用意したい所。暖房に関しては電力を必要としない「灯油ストーブ」があれば安心だが、冷房に関しては良いアイデアが浮かばない。

最近注目している「ポータブル外部電源」。大容量リチウムイオン電池を搭載し、停電時でも(限度はあるが)電化製品の使用が可能。これと省電力の「扇風機」を用意して暑さを凌ぐか?更に団扇もあると良いな。


2.水道
断水は停電による送水ポンプ停止の他、上水の水質低下といった要因で起こります。震災発生後~復旧までは10日~1ヶ月。結構長い。

給水車による配給は震災翌日~3日後位から行われます。一日あたり1人が必要な水の量は3Lと言われています。最低でも3日分=10Lの上水は確保したい。そして給水車まで取りに行く為の「ポリタンク」や「台車」も用意しておきたい。

そして切実なトイレの問題。断水時のトイレの使用はNG。排水管から逆流の恐れあり。断水でも使用できる「非常用簡易トイレ」は欲しいアイテム。そして「トイレットペーパー」は普段から備蓄しておきたい。東日本大震災の時買い占められて、どこにも売ってなくてヒヤヒヤした記憶がある。



3.ガス

ガスが復旧するのは震災後1週間~2ヶ月。電気や水道よりも遅いと言われています。(可燃性ガスが漏洩していないか確認するのに時間掛かる為。)

都市ガスよりもLPガスの方が復旧に要する時間は短いです。でもLPガスに変更したいと思っても、マンションやアパートなどの集合住宅ではオーナーが決める事なので住民は選べませんね。


電気やガスが使えないと困るのが炊事。お湯を湧かすことすらできない。「カセットコンロ」は用意しておきたいアイテム。


お湯が使えれば「湯たんぽ」が使えます。寒い日でも温まりますね。

お風呂に関しては「銭湯」を頼ることになりそう。湯を沸かすのに利用するボイラーの燃料は重油や廃油なので、建物設備さえ無事なら営業できると思っています。銭湯が無理なら温めたタオルで体を拭いて凌ぐしかないか。


4.通信

災害時に電話回線の利用が集中することで起こる「輻輳(ふくそう)」。東日本大震災のピーク時には7~9割の音声通話が制限されて使えなかったと言われています。しかし一方でパケット通信の方はほとんど制限されてません。災害時はメールやSNSの方が連絡が繋がる可能性が高いです。


それでも当時、メール受信が遅れる影響が出ました。原因としてはサーバーのアクセス集中であったり、中継基地局の非常用電源バッテリー切れによるものだったようです。
※これらの反省を踏まえサーバーやバッテリーの増強が行われている。

安否確認目的であれば「災害用伝言板」を利用してメッセージを残すこともできます。必要なのは電話番号のみ。

そして通信手段であるスマートフォンの電池切れが予想されます、先述のポータブル外部電源導入を検討している理由の一つです。


自分でできることは自分でやる。今年は災害への備えをさらに充実させていきたいと思っております。

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