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12月, 2018の投稿を表示しています

奥鬼怒・川治温泉日帰り湯治の旅(後編) 

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こんばんは。カメさんです。 鍋焼きうどんの後はいよいよ温泉へ。鬼怒川の支流、男鹿川沿いに位置する源泉かけ流しの日帰り温泉『薬師の湯』。無色透明の単純温泉。混浴風呂もありますが水着やタオル巻きでの入浴はNGらしい。人影はなし。 入浴料510円を払い、建屋内の内風呂へ。窓から川沿いの景色も一望できる半露天風呂といった感じ。 平日昼間なので貸切り同然かと思われたが浴槽には先客が。地元のおじいさんだった。挨拶を交わし世間話。その後、湯船に浸かりしばらく静かに寛ぐ。 再び川治湯元駅から電車に乗って南下開始。途中鬼怒川の東武ワールドスクエアや日光江戸村にも立ち寄りたかったが、1時間では十分楽しめないと判断して取り止め。日差しが暖かかったのでうたた寝モード。 降りたことの無かった上今市駅で下車してみる。駅を降りてすぐ現れるのが『日光杉並木』です。 小倉(例幣使街道)・大沢(日光街道)・大桑(会津西街道)~今市~日光の35㎞に及ぶ杉並木街道。その距離は世界最大でギネス認定もされている。江戸時代に徳川家康を祀る日光東照宮の参道へ、徳川に仕えた松平正綱が杉の苗木を植えたのが始まり。一度はこの道を歩いて日光東照宮を参拝したいものです。 杉の木にはネームプレートが入っているものがある。 街道の横を走る車の排気ガスや宅地開発により年間100本ペースで杉の木が枯死している為、杉のオーナー制度を導入し樹木保護の活動基金としている。 隣の下今市駅まで徒歩移動。駅舎外観もSL大樹運行開始に合わせ昭和風に改築されており、以前と雰囲気が随分違う。 旧跨線橋ギャラリーには復刻した昭和のポスターが並ぶ。デラックスロマンスカー、一度は乗ってみたかった。 特急発車までの待ち時間、駅構内のSL機関庫と転車台を見学。 日光金谷ホテルのパンを手土産に、特急で家路へ。 目的だった川治温泉は十分堪能したものの、日光・鬼怒川エリアは色々見所多く、一日で周るには時間が足りない。 JR・東武直通特急は便利なのが良く分かったので、休日利用して繰返し散策するのも楽しめそうですね。 最初から読むなら コチラ から。

革製品のお手入れ方法は。

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おはようございます。カメさんです。 年末なので自宅のお掃除中。先日買った コードレス掃除機 が大活躍です。 タンニン鞣しの革製品を扱うにはメンテナンスが重要。手入れ用具をホームセンターにて買い集めてきました。 一つ目は『馬毛ブラシ』。⇒ 日々の手入れはこれで表面をブラッシングするだけで十分 。 毛先が細くて柔らかく、革に傷が付きにくい上に隅までホコリ汚れや手垢を取り除けるのが特徴。豚毛ブラシだと毛先が固くて力を入れ過ぎてしまうと傷つける恐れがあるので。 二つ目は『保革ワックス』。革製品に定期的に塗布して保湿と栄養を与えることにより、艶出し、カビ防止、撥水効果が得られる。新品の革製品には 最初に必ず塗っておきたい もの。 今回選んだのはドイツの『ラナパー レザートリートメント』という保革ワックス。天然素材のみを使用した無臭のワックスなので有害性もない。説明書には10日に1回塗布するように書かれていたが、自分は面倒臭がりなのでとりあえず 月1回塗布するのを目標 にしてみる。 まずは馬毛ブラシで汚れを取り除く。 付属のスポンジに少量のワックスを付け、革製品にワックスを薄く延ばしながら塗っていく。但し、 塗りすぎはNG 。表面がべたべたになってしまい色ムラの原因に。 とはいえ、どの位塗れば良いのか自信無かったので最後に柔らかい綿布で乾拭きを実施。うーん、確かに艶が出た気がする。 他にも注意すべきは、水に濡らさないこと、日光直射での保管を避ける、乾燥させる時は日陰の風通しの良い場所で(高温のドライヤーは変形の恐れがあるのでNG)。 そして何よりも、 毎日使い続けること が大切。使い込むことで手指の油を吸収して艶が出る、表面の細かい凸凹が滑らかになる、色味が変化してくる、カビの発生も抑えられる。経年変化を楽しむのが革製品の醍醐味ですからね。 最低でも 10年 は使い続けたいですね。

タンニン鞣しの感触を味わいたくて。

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おはようございます。カメさんです。 3年前に買ったショルダーバッグの表面が剥げて痛ましい姿に。合成皮革は安価ですが、経年劣化に弱いことを実感。丈夫な本革の鞄がふと欲しくなりました。 ところで、TVアニメのゴールデンカムイも先週最終回を迎えました。ゴールデンカムイはアイヌの金塊を賭けた入墨人皮の争奪バトル。江渡貝くんが作製した偽の入墨人皮は鶴見中尉がスリスリしてしまう程滑らかな感触。 江渡貝くんの革への拘りの一つは『タンニン鞣(なめ)し』。 タンニンとは植物由来の水溶性化合物。ぶどう、柿やお茶などの渋み成分である。植物由来のなので環境・人に優しく、酸化防止作用(シミやくすみを抑える)や殺菌消臭作用も併せ持つ。 鞣しとは、動物の皮の腐敗を防ぐと共に柔らかくする為の処理工程。鞣すことにより使い込めば使い込むほど柔らかくなり、色艶も一層増してくる。デメリットとして、タンニンが水と反応して変色を起こす要因になる。その為タンニン鞣しの革製品は水に触れさせないようにする必要がある。 タンニン鞣しの革製品を試したかったので近所のショッピングセンターや古着屋で探してみるものの、気に入ったものが中々みつからない。結局ネット通販にて探してきて購入することに。 選ぶ際にはシンプルな形状であること、ビジネスで使いやすい黒色であること、A4サイズのファイルが収まることを条件としました。新品は硬めの質感だが、これから使い続ける内に柔らかくなるのが楽しみなのであります。

奥鬼怒・川治温泉日帰り湯治の旅(中編) 

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おはようございます。カメさんです。 ※今回は「石」分やや多めです。 野岩鉄道線に入り、最初の停車駅である『龍王峡』にて途中下車。昼食前に軽くハイキングで汗を流すことに。 龍王峡は鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置する景勝地。海底火山の活動で噴出した火山岩が、鬼怒川の流れによって長い年月を掛けて浸食されてできた渓谷だ。 上写真は虹見の滝と虹見橋。 一服しながら駅前茶屋の店主と世間話。川治温泉まで歩くことも可能だが、一番の見所は駅から近い白龍峡だと聞かされる。そこで龍王峡駅からむささび橋まで歩いてUターンする約2㎞のコースを歩くことにした。 まずは龍王神社で参拝。鬼怒川温泉と川治温泉の守護神である龍神像が祀られている。 既に紅葉も散り、寂しい山景色。コース距離は決して長くないが、不安定な足場が多い上に粉雪や落葉で滑りやすかったので気が抜けない。 むささび橋まで無事到達。橋の下流側が白龍峡。流紋岩(火山のマグマが固まってできた火成岩の一種)の白い岩々が特徴。 橋の上流側が青龍峡。緑色凝灰石(火山灰が堆積してできた堆積岩の一種)の青っぽい岩々。今回は立ち寄らなかったが、青龍峡の更に上流には紫龍峡があり、安山岩の紫がかった岩々(火山のマグマが固まってできる火成岩の一種)が見られる。 白龍峡の流紋岩には時折横に走る割目が見られる。この割目はマグマが冷えて凝縮したり海底火山の隆起運動の際にできるらしい。地下水や温泉が湧き出ることもあり、鬼怒川温泉や川治温泉も割目から湧き出たものなんだそうな。 再び龍王峡駅へと戻り、電車で川治温泉へ向かう。ここで 特急リバティ 再び登場。 ※下今市駅より北の区間は乗車券のみで乗車可能です。 川治湯元駅に到着。 下野国(栃木)と岩代国(福島中通り・会津地方)を結ぶのが野岩鉄道の由来。トンネル・高架・橋梁で山間を貫いて建設した路線。駅舎・改札は線路高架下に設置されており、ローカル線の情緒は感じない。 川治温泉街へは駅から徒歩15分程度。かわ爺がお出迎え。平日昼間なので、観光客の姿は殆ど見掛けない。 龍王峡の駅前茶屋の店主から教えてもらったお店『やまこし』にて昼食タイム。豊富なランチメニューから選んだのは「鍋焼きうどん」。寒かったので温まるにはコレしかないと直感。うまい! 後編 に続きます。

Suicaを更新してきたので。

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こんばんは。カメさんです。 長年使用してきたSuica。改札を通るだけでなく、コンビニ・スーパーでの買い物でも大活躍中。しかし表面も角もボロボロになってしまい不憫だったので年越し前に交換することに。 JRみどりの窓口にて申し出れば、すぐに新しいSuicaに交換してくれる。交換なのでデポジット(500円)の払戻しもなし。残ってるSuicaの残額や定期券情報がそのまま新しいSuicaに引き継げる。 注意点としては、Suicaにてロッカーを利用していると開けられなくなってしまうことや、社員証等の情報が入っている場合は情報引継ぎができないこと、交換前のSuicaは回収されてしまうこと(特に限定Suicaを使用している人)。 みどりの窓口は年末年始の帰省切符購入客で混んでいた。20分位並んで待っていたが、Suica交換自体は僅か1分で終わってしまう。自動券売機でも交換できればいいのに…。 そのまま改札横にあるATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」に向かう。オートチャージを利用している場合、viewカードやSuicaを更新した場合には再度設定し直す必要があるので注意です。

奥鬼怒・川治温泉日帰り湯治の旅(前編) 

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おはようございます。カメさんです。 ※今回は鉄分やや多めです。 12月中旬。冬に入り寒くなってきたので、温泉にでも浸かり温まりたい気分。先日の 家具購入 でお金も使っていたので、今回は低予算に抑えたい。 自分の一番お気に入りの温泉は、東武線の日光・鬼怒川温泉より更に北の福島・南会津地方にあります。しかし鬼怒川温泉~南会津の間の温泉にはまだ立ち寄ったことがありませんでした。 今回は東武線から直通している野岩鉄道線沿いにある『川治温泉』をターゲットに、小旅行に行ってきました。 平日の朝8時、大宮からJR・東武直通特急に初乗車。券売機での特急券購入に手間取って発車時刻ギリギリに。行先によって列車名が『日光』『スペーシア日光』『スペーシアきぬがわ』に変わることをすっかり失念していた。 JR新宿・JR池袋・JR大宮から東北本線を走り、栗橋駅構内から東武日光線へ直通。 日光・鬼怒川を最短距離でアクセス できるメリットはかなり大きい。※但し、交通系ICカード SUICA・PASMO が使えない点には注意。 のどかな関東平野の景色が徐々に、山へと変わっていく。 今回乗車した『日光』は、元々成田エクスプレスとして走っていた車両を使用している。シートの前後幅が東武特急スペーシアに合わせて広目に取られている他、車端部に荷物用スペースが設けられているのは旅行者にとっては便利。 終点・東武日光の一つ手前の下今市にて特急を降り、東武鬼怒川線の6050系普通電車へ乗換え。 最近東武線ではSL復活運転を始めており、下今市駅構内にはSL用の客車が留置されていた。しかし肝心のSLは現在検査中で、来年2月まで運転予定はないらしい。残念。 東武線では以前、浅草から日光・鬼怒川・南会津を結ぶ快速電車を運行していた。その頃主力として活躍していたのがこの6050系電車。自分が幼少の頃デビューしているので特に思い入れが深い。停車駅を増やしながら存続していたが、2017年に快速は廃止。春日部から 特急料金不要のクロスシート車に乗り、1時間半程度で日光まで行けた のも、今では良い思い出。 下今市で車両を連結・解結する為、誤乗防止対策で車内用の行先表示幕(液晶ではなく幕!)が設置されているのも特徴の一つ。 30分程で鬼怒川温泉へと到着。ここで野岩・会津鉄道線経由の会津若松行ディーゼル車(何かのアニメのラッピング車)に乗