北東北3県周遊 乗り鉄の旅を振り返って。(第6回)

おはようございます。カメさんです。

2020/10/27(2日目)弘前~秋田 五能線の旅・後編



続・リゾートしらかみで行く五能線の旅。十二湖駅にて途中下車することにしたのは、白神山地の一角にある十二湖の一つ『青池』が気になったから。紅葉の中で青く染まる神秘的な湖の姿はインスタ映えしそう。


駅前の国道沿いを発着する路線バスに乗車すると、山を登った先にある十二湖近くまでアクセスできる。



バスの終点で降りると目の前には物産館が。軽食コーナーもあったので昼食休憩することに。



山で採れたどんぐり・栗・長芋を練り込んだ縄文うどんと、青森県産りんごを使ったアップルパイ。美味しい。



地図を確認。物産館から青池までは僅か0.6km。早速歩いて向かう。


青池に向かう途中で通過した鶏頭場(けとば)の池。ここ十二湖には大小合わせて33の湖沼が集まっている。元々流れていた川が江戸時代の大地震によって堰き止められてできたと言われている。周りには多くのバス観光客の姿。秘境に来ている感覚はあまりない。


まもなく青池に到着。コバルトブルーに染まった綺麗な池、と言いたいのだが…。湖面には落葉が沢山落ちており、正直綺麗には見えなかった。


ネットの紹介記事で見た青池の写真との比較。光の加減も色合いも全然違う。⇒カメラの性能差?それとも合成技術?



気を取り直して十二湖周辺をもう少し歩くことにする。推奨のウォーキングコースは約1時間で回れるのだが、青池だけ見て引き返す観光客は多かった。やや軟弱な足場にヒヤヒヤしつつ、ブナ林の中を進んでいく。


森の中で何かを発見する度に、新スマホの機能『Googleレンズ』を駆使して調べる。赤い実が付いた植物の正体は「マムシグサ」。主に北海道~九州に分布し、湿った場所に生育する多年草。食べると炎症を伴う激しい激痛が走る有毒植物。


ブナの木に生えている「ツキヨダケ」。夜になると光る毒キノコ。食べると下痢・嘔吐の症状が出る。森の中は危険がいっぱいである。


沸壺(わきつぼ)の池に到着。青池に劣らずこの池も青く、落ち葉も少なくて綺麗だと感じた。来て良かった。



さらに歩くとバス通りの舗装路へと出た。正面には落口の池。近くには茶屋も見つける。


帰りのバスまではかなり時間があった。舗装路をのんびり歩いて下山することに。今回の旅は歩いてばかり。



下山途中で白神山地を一望する。正面に見える白い岩肌は「日本キャニオン」。皆が訪れないような場所にこそ絶景はあるのかもしれない。寄り道することも大切だ。
いつかは本物=アメリカのグランドキャニオンも見てみたい。


約1時間下山し続けて、ようやく日本海が見えてきた。



十二湖駅近くで休憩。列車到着前に日本海に沈む夕日が拝めそう。



待っている間に糖分補給。深浦町特産の人参ジュースやコバルトブルーの青池ソフトクリームを堪能する。


そして日没。昔、羽越本線で海に沈む夕日を初めて見た時はとても感動した。やっぱり何度見ても美しい。



十二湖駅からリゾートしらかみ4号に乗車し、秋田へと移動開始。車内放送では津軽出身・吉幾三によるアナウンスも時々流れる。



橅編成の列車内では、売店が営業中。


秋田到着までの時間、濁り酒(どぶろく)を楽しみます。あっという間にほろ酔い状態に。




夜19時には秋田駅へ到着。ここで一泊。秋田で途中下車するのは今回が初めて。



弘前とは違い、営業しているお店が多くて一安心。


駅から少し歩いたオフィス街の外れにある「川反通り」へ。






この日の夕食は『秋田きりたんぽ屋 大町分店』にて。秋田地酒、きりたんぽ、生ハタハタ、比内地鶏とりモツ煮、檜山納豆など、秋田グルメを大満喫。ご馳走様でした。

翌日はいよいよ最終日です。第7回に続きます。

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