東武新型特急で行く日光&鬼怒川の旅(中編)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前編はコチラ

 

かつて日光駅からいろは坂の手前まで運行していた「日光軌道線」。日本で最も標高の高い場所を走っていた路面電車です。現在は路線バスに置き換えられ、日光駅~いろは坂~中禅寺湖~湯元温泉間を直通運転しています。

昨年は大河ドラマ「どうする家康」を一年通じて視聴しました。関ヶ原の戦いで勝利した後に江戸幕府を開き、大坂の陣にて豊臣氏を滅亡させて戦国の世を終わらせた徳川家康が眠る墓所が日光東照宮にあると言われています。

というわけで日光にやって来た目的は「家康公の墓参り」なのです。

日光駅前から日光東照宮まで、朝の散歩を楽しみます。


途中には多くの土産物屋が立ち並んでます。定番土産と言えば、湯葉、羊羹、そして金谷ホテルベーカリーのパン。


ちょっと寄り道。「日光金谷ホテル」は日本最古のリゾートホテルとして知られています。なんと明治6年の創業。

そして大谷川に掛かる朱色の橋「神橋」を渡ると、

世界遺産である日光の社寺の入口となります。石段を登って奥へ進みます。

日光の社寺入口に建てられた「勝道上人」の銅像。奈良時代に日光山を開いた修行僧として知られています。

「日光山輪王寺」の前を通ります。輪王寺は平安時代に建てられ、江戸時代に徳川家光によって改築された東日本最大級の木造建築として知られています。日光山の一帯は平安~鎌倉時代にかけて山伏たちが命がけの修行を行う関東の一大霊場として栄えたそうです。

輪王寺の脇の表参道を歩いて、目的地である日光東照宮へと向かいます。

標高634m。スカイツリーと同じ高さになります。

入口にある巨大な石の鳥居ははるばる九州から運ばれてきたもの。「東照大権現」の文字は家康を祀っている神社であることを示しています。

境内にそびえ建つ五重塔。

日光東照宮で特に有名な「三猿」の彫刻。悪いことを、見ざる、言わざる、聞かざる、で立派な大人に育って欲しいという願いが込められているんだとか。



入口の陽明門を通って中へ。今までにも多くの寺社参拝してきましたが、日光東照宮の建物の隅々に施されたクオリティ高い彫刻の数々に圧倒されてしまいます。小学生の頃に林間学校で日光を訪れた時には気づかなかったポイントですね。

本殿へと続く「唐門」にも豪華な金箔の装飾が施されています。しかし今回目指すのは、家康の墓所がある奥宮。

「眠り猫」のいる坂下門をくぐり抜けて。

計207段の石段を登って奥宮へと向かいます。

「人の一生は重荷を負いて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。」家康公の御遺訓に従い、石段を一歩ずつ登っていきます。

そして奥宮に到着。

家康公が眠る墓所「奥社宝塔」を参拝。日光の山中の奥深く、神秘的な空気が漂うこの地に家康公も何かを感じたのかもしれませんね。

帰り道。濡れた石段で転倒しないようにヒヤヒヤしながら下山します。

帰りは路線バスに乗って東武日光駅前まで戻ります。


駅前のレストランにてランチタイム。湯葉を加えた和風パスタを堪能します。うん美味しい。午後は鬼怒川温泉へと向かいます。後編に続きます。

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