中国地方横断 乗り鉄の旅を振り返って。(第16回)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前回はコチラ


山口県での一泊目は工業都市・宇部の中心に位置する「宇部新川」。夜19時台の駅前は既に真っ暗でした。ここを宿泊地に選んだ理由とは…?



それはエヴァンゲリオンの監督・庵野秀明の故郷だったから。シン・エヴァンゲリオン劇場版のラストシーンでも宇部新川駅が登場している。いわゆる聖地巡礼である。

ちなみにカメさんはエヴァンゲリオンTV放送当時、主人公の碇シンジと同い年の14歳であった。正に直撃世代なのである。


この日の夕食は駅前のラーメン屋「中華そば 一久」の茶色く濁った濃厚とんこつラーメン。宇部市民の故郷の味であるらしい。エヴァンゲリヲン新劇場版でもカップラーメンとして登場している。

この日は駅周辺の老舗ビジネスホテルで素泊まり。見知らぬ、天井を見上げながら、翌朝ハッと目を覚ます。

ホテルを出て宇部新川駅周辺を歩きます。宇部市は下関、山口に次いで県内で人口第3位の都市。総合化学メーカーである宇部興産の企業城下町であり、住宅や商店、ホテルが多いです。市内には山口宇部空港もあり東京・羽田へのアクセスは良好。


シン・エヴァンゲリオン劇場版ポスターに描かれていた線路はこれかな?

(上空からの)駅前の風景も映画で使われていましたね。

再び宇部新川駅へ。時間はまだ6時台。


碇シンジが座っていた駅のベンチと。

二人で駆け上がった跨線橋ですね。


2023/10/28(6日目) 宇部新川~長門本山~小野田~宇部新川~新山口

乗り鉄旅に戻ります。乗車するのは宇部線と小野田線。工業地帯の旅客輸送がメインのローカル線。関東だと鶴見線に近い。

かつては石炭や石灰石を輸送する貨物列車が昼夜走っていましたが2000年代に全廃。きっと秩父鉄道のような雰囲気だっんでしょうね。

(39本目)小野田線 クモハ123形

まずは一日3往復しか運行されない小野田線の本山支線を乗車します。

横長の独特な形状の車窓。その先には工業地帯の風景が広がります。


20分程で終点の長門本山駅に到着です。駅前には、何もありませんね…。

クモハ123形電車が2023年現在走っているのは宇部線&小野田線のみ。元々郵便荷物を輸送する列車として使用されていましたが、後に旅客輸送用に改造された経緯があります。(1両で運行できる為、ローカル線区でのピストン輸送に向いていた。)

(40本目)小野田線 クモハ123形

乗ってきた電車に再び乗ります。

横一列にずらり並んだロングシートは中々壮観。



(41本目)小野田線 105系

雀田駅で一度乗り換えて、次は小野田駅方面へと向かいます。


ローカル電車が山陽小野田市の工業地帯を走っていきます。

(42本目)小野田線 105系
(43本目)宇部線 105系

小野田駅まで乗車して折返し後、宇部新川駅に戻ってきました。今度は新山口方面へと向かいます。ローカル線三昧で幸せだな~。

105系電車のまるでオモチャのようにトコトコ走る感じは結構気に入っている。でもいずれは旧国鉄型電車は淘汰されてしまう運命なんだろうな。

山口宇部空港近く、山口県最南端の宇部岬駅にて、次の電車がやってくるまで待ちぼうけ。


(44本目)宇部線 105系

嵩上げされていない宇部岬駅のホーム。バリアフリーに非対応の設備。今後もローカル線を維持していく上での課題は多いです。

山陽新幹線との乗換え駅である新山口駅に到着。ここからはバス旅。次に向かうのは日本海側の萩の町。
第17回へ続きます。

コメント