中越会津横断 乗り鉄の旅を振り返って。(第3回)

おはようございます。カメさんです。

越後湯沢駅前を散策中。雪国の信号機は雪が積もって見えにくくならないように縦方向に設置されているのが一般的です。

道路上の雪を除去する「消雪パイプ」。氷点下になると地下水を自動散水します。最初に導入したのは新潟県長岡市だと言われています。


北陸新幹線開業まで関東から富山・金沢方面へ向かうメインルートだったほくほく線。現在は特急列車の運行も無く、本数も1~2時間に1本程度。寂しい状況になってますね。

上越線の普通列車に乗って北上します。


小出駅に到着。ここで只見線に乗り換えて会津へと向かいます。小出~会津若松を全線走破する列車は1日3往復となります。


2両編成の会津若松行列車へ乗車します。只見線全線運転再開後には沢山の鉄道ファンが集まったみたいですが、今日は…。

空席もあるし適度な混み具合。青春18きっぷの利用期間でない平日のタイミングを狙った甲斐がありました。


ホームの屋根に積もった雪を下ろす作業員の姿が。線路上は「ラッセル車」を走らせれば除雪できますが、駅構内は人力です。雪国の保線業務は大変ですね。

小出駅を出発してすぐに魚野川を渡り、山の中へと入っていきます。

只見線の新潟県側には集落も点在していますが、

進むにつれて段々と秘境感が増してきます。並行する国道252号線には雪崩から道路を守る「スノーシェッド」が設置されています。


新潟県側最後の駅である大白川駅を発車すると次の只見駅までは20kmほど。県境は六十里越と呼ばれる険しい峠をトンネルで抜けます。国道252号線が冬期通行止めになると、只見線が唯一の交通手段になります。秘境ローカル線である只見線が廃止を免れている理由の一つ。

ゆっくりと六十里越トンネルを走る列車。JRの非電化路線では最長のトンネルです。スマホの電波も繋がりません。



福島県側の只見駅に到着です。ここから会津川口駅までが豪雨災害から復旧し運転再開した区間となります。

第4回へ続きます。

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