中越会津横断 乗り鉄の旅を振り返って。(第4回)

おはようございます。カメさんです。

JR只見線の旅はいよいよ福島・会津地方に突入です。

雪深い山村地帯を列車はゆっくりと走って行きます。

豪雪に埋まった踏切の遮断機。道路も冬期通行止みたいです。

只見川に沿って列車は東へ進みます。2011年の集中豪雨災害では只見川に掛かる鉄橋3ヶ所が流出しました。

只見川の水量を調整する本名ダム。鉄橋上の車窓から再び望めるようになりました。

おやつは越後湯沢で買った新潟米のおかき。列車の中で楽しみます。


会津川口駅で対向列車との待ち合わせ。JR東日本の新型気動車であるキハE120形です。

大分日が暮れてきました。このまま乗車すれば会津若松駅まで辿りつけますが、それだと車窓が楽しめない。未乗車路線は日没前までに乗るのがカメさんの乗車ルールのこだわり。


というわけで、今夜の宿を求めて途中下車します。今回下車した駅は…。


福島県三島町にある会津宮下駅。この駅を選んだのには理由があります。


事前にGoogle Mapで宿を探していた際、軒先に掲げた四角い看板が目に留まったから。

これは宮下地区で進められている「屋号サインプロジェクト」の一環。

過疎化の進む宮下地区ではかつて宮下型住宅(柱や梁が外面に露出&漆喰の塗られた白い壁)と呼ばれる木造建築が立ち並ぶ街並みが特徴でした。近年これらの住宅の改修&建て替えが進んでます。
町おこしの一環として伝統的な街並みにもっと愛着が持てるように、宮下型住宅にマッチする屋号サインを掲示するようにしたらしい。

元々工芸品の町として栄えている三島町。屋号サインが表すのは一族のルーツやかつての商売など様々です。

日没前に三島町のビュースポットへ向かいます。国道252号線や只見線をまとめて一望できるアーチ3兄(橋)弟。

只見川を橋の上から望みます。ゆったりと静かに流れる山村の夕暮れの一時を楽しみます。


会津宮下で下車したもう一つの理由はやっぱり「温泉」があったから。宮下温泉の旅館・栄光館で今夜は一泊。

前回の飛騨高山と同様、落ち着いた和室。やっぱり和室の方が日本をアピールしやすいし、外国人観光客の受けは良いんじゃないかな?勝手な想像ですが。

部屋の窓から聞こえる渓流の音。でも窓を開けるとちょっと寒い。



夕食は会津料理のフルコース。会津地鶏の鳥刺し、馬刺し、鮎の塩焼き、etc.

会津の銘酒・末廣と一緒に楽しみます。

とても美味しかった。美味しかったけど…。朝昼夜でこれだけ食べれば素敵な体重にもなるわな。

平日で貸切同然の温泉に浸かって旅の疲れを癒やします。やっぱりいい湯だな~♪

第5回へ続きます。

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