相鉄・JR直通運転開始なので。~戸田の一市民の視点から~

おはようございます。カメさんです。


相鉄線とJR埼京線の直通運転が始まり、もうすぐ2週間。ちょっとだけ感想を。
川崎での仕事帰りにわざわざ武蔵小杉駅まで行き、相鉄の新型車両に乗車して戸田まで帰ってみたりしています。相鉄線方面はまだ未乗車。また機会があれば乗ってみようかと思っています。ヨコハマネイビーブルーの車両カラーは結構好みです。京急ブルースカイトレインよりこちらの方がいい。やるな相鉄。


↑ 相鉄JR直通線に関わる路線図をザックリ描いてみた。運行ルートをザックリ説明すると、

1.相鉄線の二俣川駅から2駅先の西谷駅を発車してすぐトンネルの新線区間に入り、新駅である羽沢横浜国大駅に到着。
2.JR貨物の東海道貨物線へと乗り入れ、地下トンネルを暫く走行するとJR京浜東北線の鶴見駅付近に出る。※鶴見駅にはホームがない。
3.今度は一旦北上してJR貨物の新鶴見信号場を通過、武蔵小杉駅の手前で横須賀線に合流する。
4.西大井駅を出た後の蛇窪信号場で横須賀線から分岐、大崎駅で埼京線(山手貨物線)に合流する。
5.相鉄線からの直通列車の大多数は新宿駅にて折り返す。(一部の列車は赤羽・武蔵浦和・大宮・川越駅まで直通。)

相鉄JR直通線は南へ大回りするルートとなっている。相鉄線沿線から新宿駅に向かう場合、海老名駅・大和駅・湘南台駅で小田急線に乗り換えた方が早く到着するはず。または横浜駅でJRへ乗り換えても所要時間は大差ない。直通列車の運行本数も1時間に2本~4本と少ない。確実に着席して新宿まで移動できるメリットはあるかもしれないが、それほど利用する人は多くないのではと予想していた。
運転開始してみると直通利用する乗客はやはり多くはない様子だが、途中で経由する武蔵小杉駅の混雑は大幅に緩和されたと聞く。JRにとっては直通運転のメリットは大きかったようだ。

相鉄を語る上で欠かせないのは『JR相模線』の存在。茅ヶ崎駅と橋本駅を結ぶローカル線は元々は相鉄が建設した路線であったが、戦時中の物資輸送ルート確保の為に国鉄へと吸収された経緯がある。戦後は相模川沿いの砂利輸送が禁止されて貨物輸送も激減し赤字路線となっていた。JR発足の際には相鉄へ相模線を返却する話もあったが実現しなかった。このような歴史を踏まえると、今回相鉄の東京都心乗り入れにJR(国鉄)が協力する姿は結構感慨深いものがあったりする。

直通運転開始した日に埼京線内のダイヤ改正も実施された。相鉄の車両は原則として新宿以北へ乗り入れず、戸田市内の駅ホームではブルーの車両を見ることが残念ながらできません。(E233系の海老名行きは拝める。)

その他ダイヤ改正のポイントとして『快速の停車駅変更』がありました。⇒武蔵浦和~大宮駅間が各駅停車。これに伴って各駅停車の半数が武蔵浦和終点に変更、大宮へ向かうには乗り換えが必要になります。
大宮から戸田方面へ向かう場合がちょっと大変。武蔵浦和駅始発の多数が大宮方面行下りホームからの発車となった為、乗り換えの為に階段を上り下りして移動する場面が増えました。できれば同一ホームで乗換できるよう改良して欲しい所です。

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