長期的な目標を持つことが大切だと思うので。

おはようございます。カメさんです。

深夜にTVを付けると先日アフガニスタンで銃撃されて亡くなった『中村哲』医師の追悼番組を放送していた。そもそもどんな人で、アフガニスタンで何をしていたのか?何も知らなかったので気になってつい見入ってしまった。

アフガニスタンは中央アジアの多民族国家。イスラム主義組織タリバンの台頭による内戦やテロの多発、過去にはイギリスやソ連との戦争も起こっており、治安は決して良くはない。
中村医師は1984年頃から20年以上に渡りパキスタンやアフガニスタンにてハンセン病を中心とした治療の為に活動していた。


干ばつで砂漠化した土地を蘇らせる為、中村医師は用水路の建設と砂漠の緑化活動を始めた。綺麗な水が流れ農作物が収穫できるようになれば、飢えによる栄養不足も解消し病気の蔓延も防げる。


用水路建設は2003年から始まり、現在までの総延長は30㎞以上にも及ぶ。晩年は現地の人への技術伝承にも力を入れていたらしい。武器を持って戦争するのではなく、土地の暮らしを豊かにすることこそが真の平和につながるという考えを貫き通した一つの結果なのだと感じた。
残念ながら中村医師は亡くなってしまったが、今後アフガニスタンがどうなるかは技術と遺志を引き継ぐ現地の技術者達に懸かっている。

今の自分は何か長期的な目標を持っているだろうか?少々考えてしまった。
目標がハッキリ決まっていれば迷うことも無く、時には大きな力を発揮できる。目標達成に向けた努力もでき、今より更に充実した日々を過ごすことができると思う。
今年も残りあと僅か、長期的な目標について今一度考えてみたいと思った。

(参照)NHKドキュメンタリー 追悼 中村哲さん「武器ではなく 命の水を」

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