埼玉の社会科見学に出掛けてみたので。(中編)

こんばんは。カメさんです。
家でDVDを観ながら、ブログを書いております。


むさしの村から県道128号線を西へ進むと『行田市』へと入ります。行田は埼玉県北部の都市。野村萬斎主演の映画『のぼうの城』や、ドラマ『陸王』の舞台として知られています。

そして行田は県名である『埼玉』発祥の地でもあります。⇒県庁所在地であるさいたま市ではないのです。

3.さきたま古墳群

埼玉県内でも最大規模を誇る古墳群『さきたま古墳公園』に到着。大小9基の古墳が密集した公園内には博物館も併設されている。世界遺産を目指しているらしい。

まず向かったのは『丸墓山古墳』。直径105mの円墳は日本最大。さきたま古墳群の中では最も高い19m。


1590年の豊臣秀吉による関東平定の際、石田三成は忍城攻略を命じられる。三成が本陣を置いたのがこの丸墓山古墳の頂上。ここから行田市街が見渡せる。


丸墓山古墳入口の両脇の一段高い場所に桜の木が植えられている。これは利根川&荒川の水を利用した水攻めを実行する為に築いた『石田堤』の一部。堤は全長28kmに及んだと言われる。


続いて前方後円墳の『二子山古墳』へ。これも関東では最大規模の古墳。

古墳周りの堤を一周歩く。内側は水堀となっており、立ち入ることはできない。



暑かったので休憩も兼ねて『さきたま史跡の博物館』に入ってみる。古墳内から発見された埴輪や宝剣などが展示されていた。古墳が建設されたのは飛鳥時代~奈良時代の頃だと考えられているが、誰が埋葬された古墳なのかは展示資料からは分からなかった。


最後は、将軍山古墳内部に復原した石室を見学。当時の埋葬の様子が分かりやすく説明されている。
石室の壁には千葉県富津市の鋸山(のこぎりやま)で採れる『房州石』が使用されていたらしい。東京湾から利根川を逆上って運搬したのだろうか?相当な権力者で、房総半島とも繋がりの深い人物の墓であったと推測される。

4.忍城跡
次は行田の中心街へ。市民の憩いの場である『水城公園』には多数の釣り人の姿。忍城周辺の沼地の名残り。

忍城は石田三成の水攻めにも耐えたことから「浮き城」と呼ばれ、難攻不落の城として知られるようになった。

忍城は明治時代初期に廃城となっており、現在は跡地に行田市郷土資料館が建っている。当時の忍城を思わせる外観だが、コンクリート造りとなっている。


テレ玉のCMでお馴染み、『風が語りかけます。うまい、うますぎる。埼玉銘菓 十万石饅頭
十万石ふくさや本店は水城公園沿いにあります。今回の旅のお土産に大決定。

後編に続きます。

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