埼玉の社会科見学に出掛けてみたので。(後編)

こんばんは。カメさんです。
お土産タイムを終えた後は北へ進みます。目指すは『利根川』。

5.利根大堰
埼玉県行田市と群馬県千代田町を結ぶ武蔵大橋。その橋の下にあるのが『利根大堰』です。
利根川は日本三大河川の一つとして知られ、全長322㎞で信濃川に次いで第2位。流域面積では日本一(ちなみに河川幅日本一はお隣の荒川)。利根川の水源は群馬と新潟の県境、三国山脈にある大水上山とされます。上流には支流域も含めて7つのダム(矢木沢ダム等)が、利根大堰下流には渡良瀬遊水池が存在し、首都圏への上水道供給における要衝となっています。

利根大堰には12の水門の開閉にて利根川の水量を調整する役割があります。


利根大堰上流にある取水口から利根川の水が分岐し、用水路(見沼代用水、武蔵水路、埼玉用水、等)を経由して農地の灌漑に利用したり荒川へ流したりしています。首都圏の水供給の要なのです。


武蔵大橋の下には謎の階段がありました。一体何が?とにかく降りてみます。


降りた先には、利根川の魚が観察できる自然観察室が。大堰には魚道が併設されており、太平洋から遡上してきたサケや鮎の様子を真近で見ることができます。

激しい水の流れの中で、懸命に泳いでいる稚魚の姿が。
利根川でのサケ釣りは通年禁止。鮎釣りは一部期間を除いて禁止です。

現在の利根川は千葉と茨城の県境を経由して銚子港から太平洋へと流れ出ます。しかし昔の利根川は南下して東京都内(葛飾区&墨田区)で荒川と合流後に東京湾へ流れるルートでした。⇒現在は『大落古利根川』と呼ばれ、カメさんの地元である春日部市内を縦断しています。
利根川が東へと流れる現ルートとなったのは、江戸時代初期から始まる100年以上に渡る治水事業(江戸における水害対策)によるものとされますが、完成時期については明確になっていません。

利根大堰を渡り群馬県へ。時間は正午、お腹も空き始めた。


綺麗なうどん屋を見つけたので入ってみる。しかし今年の夏はうどんを食す機会が多い。
北関東を中心に展開する讃岐うどんチェーン店『親孝行うどん』。どうやら昼時しか営業していない模様。運がいい。


大盛ざるうどんととり天を注文。うどんは二段盛。喉越しの良いうどん。ボリュームもあって美味でした。

6.自販機店舗
今回わざわざ群馬県へ来た理由。それは群馬県に多く存在すると言われる自販機店舗を訪問する為でした。田園風景の中、暫し車を走らせること30分。


看板を発見。群馬県太田市にある24H自販機ドライブイン『オレンジハット』沖の郷店。早速中へと入ってみます。駐車場は意外と混んでる。隣のセブンイレブンに負けてない?

店内に入るとアーケード&パチンコゲーム機が並んでいた。麻雀ゲームもあるね。

クレーンゲーム機。ちょっとアダルトな景品もあります。

そしてゲーム機の奥にはレトロな自販機が並んでいるのが見えます。では、近くに行ってみます。

菓子類を扱う自販機。これは駅構内とかで見掛けるかも。


うどん・そば・ラーメンを扱う自販機。購入ボタンの下にはゆっくり硬貨を投入する旨の注意書きがあった。


トーストサンド、そしてハンバーガーの自販機。内部の電子レンジで温められた商品が出てくる。うどんでお腹いっぱいでなければ、恐らく購入していただろう。


コカ・コーラの自販機。瓶タイプ。1本購入してみる。購入ボタン右横にあるフックに瓶先端を引っ掛けて開栓する。

自販機の基盤にFUJI ELECTRIC『富士電機』の文字。⇒古川鉱業(現:古川電気工業)とドイツのジーメンス(シーメンス)社の合弁会社なので「ふじ電機」、富士通の母体になった電気メーカー。自動販売機の老舗メーカーであり、最近ではセブンイレブンのコーヒーメーカーが売れ筋。
※群馬県太田市&大泉町に主力を置くSUBARU(富士重工業)とは特に関係ないらしい。群馬県に自販機店舗が多い理由かもと思ったのだが、違ったようだ。

自販機店舗に別れを告げ、再び埼玉県へ。最後の目的地へと向かいます。
少々長くなってしまったので、完結編へと続きます。

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