中国地方横断 乗り鉄の旅を振り返って。(第20回・終)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前回はコチラ

 

ついに本州最西端・下関に到達です。20数年前に青春18きっぷで夜行快速ムーンライトに乗ってきて以来の久しぶりの訪問。

2023/10/29(最終日) 小串~下関~門司港~小倉


山口県最大の都市である下関。駅ビルや商業施設も立ち並んでおり都会です。

関門海峡を挟んで山口県下関市と福岡県北九州市が面しています。瀬戸内海と日本海を、そして本州と九州を結ぶ交通の一大要衝です。さらに韓国・釜山へのフェリーが一日一便発着し、アジアへの玄関口となっています。

下関駅前からバスに乗り唐戸市場へとやってきました。早速腹ごしらえタイム。関門海峡グルメを堪能します。


山口にきてからずっと気になっていた「瓦そば」。そして「ふく刺し」と「ふくの唐揚げ」を堪能します。特に唐揚げはふっくらとしていて美味しかった。


関西や下関&北九州では、ふぐのことを「ふく」と呼ぶのが一般的。
福を招くという意味だったり、怒った時にお腹が膨れるのでふくと呼ぶようになった説あり。

瓦そばは鉄板の上で焼いた茶そばを牛肉や錦糸卵などと一緒につゆにつけて食べる料理。見た目のインパクトとパリッとした食感がポイント。



続いて唐戸市場の中へ。売られていた新鮮なネタのお寿司。安かったのでつい沢山買ってしまった。

醤油差しもフクの形をしている拘りようです。

お腹一杯になったところで、次は遠くに見える関門橋に向けて歩いて行きます。

途中で「赤間神宮」の前を通ります。壇ノ浦の合戦で敗れた安徳天皇を祀った神社。

壇ノ浦の戦いは源義経が平氏を滅ぼした戦いであることは知っているけれど、正直言って勉強不足。源氏や平氏のルーツだとか争った経緯とか何も分からない。平安時代後期の歴史を学べばもっと楽しめたんだろうな。

壇ノ浦に掛かる本州と九州を結ぶ全長1kmの吊り橋である関門橋。

その横に併設されているのが、開門海峡を歩いて渡ることができる「関門トンネル人道」。入口にはエレベーターが設置されています。

自転車や50cc以下の原付も通行可能です。

人道トンネル内部の様子。川崎・東扇島の人道トンネルと一緒で、ジメジメした感じ。


半分ぐらい歩いた所で現れた、山口県と福岡県の境界線。

九州への第一歩を踏み出します。


関門海峡突破記念のスタンプをGETしました。

再びエレベーターに乗って地上へ。門司港側からの景色。

関門海峡を往来する多数の貨物船の姿が見えます。

(48本目)平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線 トロッコ列車・潮風号

続いて和布刈公園から発着するトロッコ観光列車・潮風号に乗車します。土日のみ20分間隔で運行しています。

大きな窓が開放的なトロッコ車両ですが…、

トンネル内に入るとプラネタリウムのような幻想空間に変貌します。

トンネルを抜けた先にはオーシャンビューが広がります。

15分程で終点の九州鉄道記念館駅に到着しました。


宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘した「巌流島」にも行きたかったのですが、既に最終便が出船済。残念無念。

関門トンネルが開通する以前、本州~九州を結ぶ鉄道連絡船が発着していた門司港駅。大正時代に建設され貴賓室も備えた気品に満ちた駅舎、なのだけれど…。



この日の門司港駅前広場はコスプレイベントが開催されて異様に盛り上がっていた。


みどりの窓口もまた荘厳な雰囲気。帰りの切符を購入します。今回ももちろん新幹線。

レトロな雰囲気漂うホーム。観光クルーズトレイン・ななつ星もここ門司港駅に時折入線するらしい。

(49本目)鹿児島本線 JR九州821系電車 

全20回も書いてしまった長旅もこれで〆。

今回でJR西日本のほぼ全路線を制覇したつもりでいましたが、振り返るといくつか未乗車路線を残してしまう結果に。近い内にリベンジしたい所。遠方での周遊旅はやっぱり鉄道が快適ですね。

次の旅先は東北?それとも四国?まだ検討中ですが、年内には出掛けたいと思っております。


(50本目)東海道・山陽新幹線 N700 のぞみ

小倉駅ホームでの乗車待ちの際に突然遭遇した、見ると幸せになれる黄色い新幹線「ドクターイエロー」。最後まで楽しい旅の思い出になりました。

おまけに続きます。

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