江東区散歩〜ラムセス大王に会ってきたので〜

こんにちは。カメさんです。

駅のポスターを見てから気になっていた「ラムセス大王展」。昨年は大阪万博のエジプトパビリオンへ行きましたが、映像資料の展示中心で物足りなさを感じていた。やっぱりファラオとかミイラとか珍しいものが見たいよね?


昨年のクリスマスにまたやってきた江東区豊洲。豊洲市場の近くにあるクレヴィアベース東京へ行ってきました。

この展示にはエジプト考古学者である吉村作治先生が協力。昔バラエティ番組で見たことあるけれど、現在も発掘調査を続けていることにまず驚き。なお入場料は発掘調査の費用に充てられる模様。



キングダムよりも古い。日本だと縄文時代。古代エジプトの世界へ行ってみましょう。

ラムセス大王=ラムセス2世は、紀元前13世紀の新王国時代のファラオ(王様)。古代エジプトで最も大きな功績を残した王の中の王なので大王と呼ばれます。
ちなみにカメさんがラムセス大王を知ったのは、映画「十戒」の主人公モーセのライバルとして登場した時でしたね。

古代文字が刻まれた石塔・オベリスク。信仰や権力の象徴として作られた記念碑です。ONE PIECEに出てくるポーネグリフみたい。
自らの所有物であることを示す為、古代エジプト時代の建築物にはラムセス2世の名が数多く刻まれているのだとか。


リビア、ヌビア、そしてヒッタイト帝国(トルコ)からの侵略の脅威にさらされていた古代エジプト。王に即位したばかりの若きラムセス2世はこれらを退けることに成功します。

ラムセス2世最大の功績といわれている、エジプト軍とヒッタイト帝国軍がシリアで激突した「カデシュの戦い」。記録が残っている中では世界最古の戦争といわれています。結果は引き分けに終わり、その後両国の間で平和同盟条約が結ばれたと伝わります。


この時代の代表的な武器は弓矢。動き回る二輪戦車から矢を放つ戦術を駆使して敵軍を圧倒しました。

その後も90歳近くまで生き続けたラムセス2世。自らの存在を示す為、エジプト各所に新たな神殿や彫像の建築を積極的に進めていきます。

代表的なのが人間とライオンを融合させた「スフィンクス」の像。ラムセス2世の絶対的な権力と神への信仰心を示しています。


古代エジプトの首都・テーベにラムセス2世が築いた葬祭殿「ラメセウム」。往時の姿を最新技術による映像にて再現しています。


エジプトを代表する観光地であり世界遺産に登録されている「アブ・シンベル神殿」を再現したミニチュア。岩山を削って作られた神殿にラムセス自身を神として祀っており、神殿内部に朝日の光が差し込む構造になっています。
神殿入口には高さ20mのラムセス2世の像が4体。その足下には第1王妃ネフェルタリと第2王妃イセトノフレトの像。さらに前には家族の像が並びます。ラムセス2世には沢山の妻と子供がいたそうです。

他にも発掘調査の過程で見つかった古代エジプトの品々が展示されていました。
こちらは当時の人が付けていた装飾品。


まだ紙のない時代。石灰石にインクで書かれた落書き「オストラコン」の数々。

そして包帯巻きになった猫の「ミイラ」。この頃は神が動物の姿で現われると考えられており、動物をミイラにして埋葬したと言われています。動物用ミイラの棺もあります。

こちらはファラオのミイラが収められた棺。手前の小さな棺にはファラオの内臓が収められています。
そもそも何故ファラオをミイラにしたのか?ファラオは死後オシリス神(死後の世界の神であり、復活と植物の神)になるとされていました。死後に魂が甦り永遠の命を得るためには、元の肉体が必要になると当時考えられていたからです。

金箔の施された葬祭用のマスク。ファラオのミイラの顔に被せることで、ファラオの身分であることを示すための品です。

そして今回の展示の目玉。それは歴代ファラオが眠る「王家の墓」に埋葬されているはずだったもの。

それがラムセス2世のミイラが収められた棺です。度重なる墓荒らしの被害から守る為に数回にわたって別の隠し墓へ場所を移された後、19世紀後半に発見されました。


ラムセス2世のミイラを基に、往時のラムセス2世の姿をCGで再現。ファラオが甦った!


いつか遠い未来にミイラになった死者が甦る時代が来るとは思えないけれど。それでも当時の人々はきっと信じていたんだろうな。これはロマンですよね。

もしもカメさんが永遠の命が欲しいと願うなら、銀河鉄道に乗って機械の体をタダでくれる星を目指すか、冷凍保存したDNAを活用してクローンを作り続けるか、ですかね~。人の道は踏み外してしまいそうですが。


コメント