中国地方横断 乗り鉄の旅を振り返って。(第13回)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前回はコチラ


旅行5日目の朝を迎えたカメさん。広島市内のホテルをチェックアウトして、今日は更に西へと進んでいきます。


駅前通りでは広島市電の新線整備が本格的に進んでいます。2025年春に完成するとJR広島駅の新駅ビルの2Fに直結される予定です。

2023/10/27(5日目) 広島~宮島口~宮島

(34本目)山陽本線 227系0番台

そろそろこの電車に乗るのも飽きてきちゃったな…。

次に向かうのは天橋立、松島に並ぶ日本三景の一つとして有名な「安芸の宮島」です。

JRだけでなく広島市電も宮島口まで乗り入れています。

離島である宮島へはフェリーに乗ってアクセスします。広島ワイドパスで乗船できますが、宮島訪問税として運賃とは別に100円を支払います。(2023年10月~)

JR(旧国鉄)が現在運行する唯一の鉄道連絡船がこの宮島フェリー。昔は本州~北海道、四国、九州間でも運航していましたが、青函トンネル、関門トンネル、瀬戸大橋の開通に伴いそれぞれ廃止されています。
本州〜北海道&四国間では、貨物列車を船に載せて海を渡っていたと聞きます。見てみたかったな。

出港時のチャイムもJRの駅でお馴染みのものが使用されていましたね。


約10分程で宮島へと到着しました。


ニホンジカがお出迎え。宮島に約500頭が生息していると言われています。

海岸を右手に暫く歩きます。途中にはシカの糞も沢山落ちているのですが、地元の人が小まめに清掃していました。

やがて海上にそびえ立つ赤い鳥居が目の前に現れます。

世界遺産の「厳島神社」です。

まるで水上に浮かんでいるように見える社殿は壮観ですね。


厳島神社が最初に建てられたのは飛鳥時代の頃。当初は島そのものが神として信仰されていました。その後平安時代末期に平清盛が崇拝して、現在の寝殿造の水上社殿に修造したと言われています。その後も多くの皇族&貴族、戦国武将等によって改築が繰り返されて現代に至ります。

海上に建てられている関係上、台風などの天候による被害を度々受けていますが、その度に繰り返し改修が行われてきました。


海上に造られた能舞台も厳島神社の特徴の一つ。定期的に能楽公演が行われているようです。

令和になってから大鳥居の改修が行われ、2022年末に完成しました。現在の大鳥居は9代目らしい。以前訪れた鹿島神宮と違って、クスノキを使用した木造の水中鳥居としては日本一の大きさであり、唯一無二の存在感を感じますね。

宮島散策はまだ続く。第14回に続きます。

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