北東北3県周遊 乗り鉄の旅を振り返って。(第3回)

こんばんは。カメさんです。

2020/10/26(初日) 盛岡~大館~弘前

盛岡駅へ戻った後はみどりの窓口へ。今回の旅の切符🎫を買う為に。


マルス端末にて発券してもらった切符が上写真。経路を伝えてから購入するまで20分強かかった。(教育実習中の窓口のお姉さん、ありがとう🐶)この切符の券面を見れば、今回の旅のコースは大体想像できるはずだ…。

特に今回の旅のようにJR線で長距離移動する場合、切符はきちんと最終目的地まで買った方が良いです。


理由その1…切符の有効期間が延びる
営業キロが長いほど切符の有効期間が延びます。営業キロが100㎞超~200㎞までだと2日間有効。200㎞超~400㎞だと3日間有効。以後も200㎞毎に1日ずつ期間が延びます。また往復切符の場合は有効期間が2倍になります。長旅であるほど有利です。

理由その2…途中下車が可能に
営業キロが100㎞超の切符であれば、途中駅で下車可能になります。但し例外として大都市特定区間のみ利用の場合には途中下車不可となります。 ※大都市特定区間とは概ね、SuicaやICOCAなどのICカードの利用範囲内だと覚えておくとよいです。

理由その3…運賃割引が適用されることがある
⇒JR線の営業キロが片道600㎞を超える場合は運賃が1割引されます。切符の有効期間が5日間以上(往復切符なら10日間以上)あれば割引が適用されているはず。下車する度に切符を買うと、初乗り料金が掛かるだけでなく割引も受けられなくなります。
片道600㎞を例として挙げると、東北新幹線の東京~二戸間(601.0㎞)、東海道・山陽新幹線の東京~西明石間(612.3㎞)に相当します。条件としては少々厳しい。


切符購入後に向かったのは、IGRいわて銀河鉄道線のホーム。元々は東北本線でしたが、東北新幹線が八戸まで延伸した際に第三セクターへと転換されました。


停車中のディーゼル車両に乗車します。JR東日本の非電化区間ではお馴染みのキハ110系。首都圏でも八高線において走る姿が見られます。

目的は『花輪線』の全線乗車です。花輪線は岩手・盛岡と秋田・大館を結ぶ非電化ローカル路線。沿線途中では日本の背骨・奥羽山脈の一部を形成する八幡平の山々を超えていきます。盛岡駅を出発後しばらくIGR線を走り、好摩駅から花輪線へと直通します。


なので、盛岡~好摩駅間の切符は別途購入しています。



列車が進むにつれ、車窓は徐々に山景色へと変わってきている。


おやつに盛岡駅で買っておいた盛岡あんパンを食べる。




夕日が沈み、紅葉の山々も徐々に闇の中へ消えていきます。
しかしローカル線ではありますが、車窓から見える民家はそれなりに多く感じました。花輪線の利用者が少ないというのは本当だろうか?


Googleマップを眺めているとその理由が見えてくる。花輪線にほぼ並行して建設されている『東北自動車道』の存在。特に盛岡への都市間移動であれば高速バスの方が所要時間・運賃・本数の全ての面において有利そうだ。以前乗車した「吉都線」に似た状況なのだと感じた。



日が暮れて秋田県に入っても列車は走り続ける。鹿角花輪駅で対向列車との待ち合わせ、続く十和田南駅は進行方向が逆に変わるスイッチバック駅だった。⇒十和田湖への延伸を目指していた頃の名残りらしい。



終点の大館駅へ到着したのは、盛岡駅を出発してから約3時間後だった。接続時間も極僅か、そのまま奥羽本線の青森行の列車へと乗り継ぎます。




本日の宿がある青森県の弘前に到着。まずはジュースを一気飲み。青森りんごの洗礼を早速受ける。


19時頃の到着だったが、駅前商店街のシャッターは殆ど閉まっていた。これもコロナ禍の影響だろうか?



辛うじて開いていた大衆居酒屋にて夕食。入手したGO TOトラベル振興券も利用します。
明日はいよいよローカル線でも名高い『五能線』に乗車します。楽しみです。

第4回に続きます。

コメント