第2次アウトドアα ~埼玉・飯能市編~(後編)

こんばんは。カメさんです。  ⇒前編はコチラ
夜露死苦お願い致します。


調理用具の片づけを一通り終らせた後、最後の薪が燃え尽きるのを見届けます。火の始末は大事です。


コインシャワー室で汗を流し、テント内の寝袋へ入って休みます。おやすみなさい💤。


時間は夜0時を回った頃、体は疲れているはずなのに目覚めてしまう。寝つけない、何故だ?


眠れない理由の一つはやっぱりトイレ。そんなに酒を飲んだつもりはないのだが、体が冷えているのか?この後も30分~1時間毎にトイレへ行くことに。しかしトイレは明るくて綺麗だったので不安を感じることは無かった。ありがたや。


トイレから戻ると、テントがやけに冷たく湿っていることに気づく。外は星空だったはずなのに。⇒なるほど。段々と置かれた状況が見えてきた。



テント、ソファーチェア、テーブル、乾かしていた調理用具一式がびしょ濡れ状態になっていた。これは『夜露』の仕業です。


夜露とは…日中と夜間の気温差によって空気が冷やされ、凝縮された水分が水滴となって現れる現象。寒暖差の大きい春・秋に起こりやすいです。今回のキャンプ地である川沿いならば尚更。
運よくスマホやカメラ、LEDカンテラなどの電化製品はテント内だったので濡れずに済みましたが、もしも外に置きっぱなしだったら壊れていたかも…。危ない危ない。

大学時代の夏の日、乗り鉄旅の途中に岩手・遠野の河原沿いで野宿した時のことを思い出した。あの時も夜露の影響で体が冷えて死ぬかと思い、山の上まで逃げた記憶がある。


テントの外は闇の世界。夏にはホタルが見れるらしいがこの日は確認できなかった。遠くにはが見える。聞こえてくるのは川の音と、虫の鳴き声のみ。⇒自然の音が気になってしまい眠れなかったのも理由の一つ。



それでもやがて夜は明ける。再び火を焚いて温まることに。愛車スペイドも夜露でビショビショになっている。


朝食はシンプルに。目玉焼きトースト。


夜露で濡れたテント。そのまま仕舞うとカビが生える原因になる。なので帰る前に乾かします。
乾くまでの間、キャンプ場周辺の早朝散歩をすることに。


河原に近づいてみる。水は冷たく透明度も抜群。地元では入間川のことを名栗川と呼び親しんでいる。釣り人の姿も見掛けた。



赤い橋を渡って川の反対側へと渡ってみる。畑の中を抜けると、


バスが走る県道沿いへと出た。古民家を改装した喫茶店が目の前に現れる。


地元の神社。山の上まで階段が続いている。


飯能駅までの路線バスは1時間に1本以上は走っているようだ。


山の上に立派な観音様が建っているのが見えた。例年夏には灯篭流しや花火大会、盆踊りも開催するらしいが、今年はコロナ禍の影響で中止となるらしい。


しかしなぜ地球の上に観音様が乗っているのだろう?また機会があれば行ってみたいものだ。


民家で見掛けた薪棚。薪は水分を含んでいると燃えにくいので、雨に濡らさず風干しして保管します。木の伐採~薪作りは秋から年末にかけて行われることが多いです。


テントサイトへと戻り、チェックアウト時間までソファーの上で横になり『日向ぼっこ』。⇒今回のキャンプで一番の至福の時間だった。
日が昇ると徐々に暑くなってきた。乾かしていたテントと寝袋もあっという間に乾いている。



ヘビやクモと戯れた今回のキャンプもそろそろ終了。帰路へと着きます。


久しぶりの宿泊キャンプとなった今回。デイキャンプの時と違ってのんびりした時間を過ごせたのはやっぱりメリット。しかし『遊び』のバリエーションはまだ足りない。「食べる」「寝る」「散策する」以外のキャンプの楽しみ方を模索したい。
もう1つ。田舎暮らしは自分に向いてないのかなと感じてしまいました。たまに来て非日常を味わうのは良いですが、毎日だと退屈を強く感じてしまいそう。やっぱり暮らすなら大都市近郊の住宅地が良いのかな。


(おまけ)有間ダムにて。ダム湖である名栗湖ではカヌー遊びも楽しめます。他にも近隣には温泉やカートレース場などの施設で楽しむことができます。

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