戸田のボートレース観戦に行ってきたので。

こんばんは。カメさんです。

折角の4連休。山田うどん食堂での食事の後、どう過ごそうか考えながら車を走らせていた時あるものが目に入る。それは戸田ボートレースの送迎バスだった。レース場なら少しは涼めるだろうし、たまには行ってみるか。


駐車場に車を停め、戸田公園のボートコースに掛かる戸田公園大橋を徒歩で渡る。


全長2.5㎞の広大なボートコース。橋の東側(戸田公園駅寄り)では大学生や企業の漕艇部員が練習している姿が見える。1964年の東京オリンピックでも使用され、現在はボート競技の全日本選手権や学生選手権の舞台になっている。


そして橋の西側(国道17号バイパス寄り)で水上の格闘技=戸田ボートレースは開催される。客席スタンドの目の前を、モーター音を轟かせたボートが高速で水面を駆け抜ける。


橋を渡るとすぐ入口がある。スタンドに入るには入場料100円が必要だが、入場しなくても場外発売で舟券を購入することは可能。



館内の様子。流石にオジサン率高目。レース情報をリアルタイムで表示するモニターがあちこちに設置され、皆食い入るように見ている。(もちろん自分もその一人。)


女性競艇選手をPRしたポスターも多い。競艇選手は体重が軽い方が有利なので男女差による有利不利が殆どない。男女混合でレースが組まれることも良くある。女性選手の割合は全選手の1割程度。


無料配布されているレース情報紙。この日は一般レースの第42回戸田ボート大賞の第1日。どうやら埼玉支部所属選手限定レースのようだ。レースは6日間行われる。第1~4日が予選、第5日が準優勝戦、第6日が優勝戦となる。予選成績の上位者が準優勝戦、優勝戦のメインレースにて直接対決を行うことになる。
選手名の左横に書いてあるのが階級で、B2級⇒B1級⇒A2級⇒A1級の順に上がる。※A1級は全競艇選手の成績上位2割に相当する。
前回ボートレースを観戦したのが3年前、当時A1級だった選手がA2級に降格しているのを何人か見掛けた。やはり実力が物言うプロの世界であることを実感する。
情報紙には他に過去のレース勝率、支給されているボートとモーターの番号、得意なコースなどが書かれている。




ボートレースのスタートは「フライングスタート法」と呼ばれる。スタート前に艇の速度を調整してスタート時間0秒~1秒の間にスタートラインを通過しなければならない。スタート時間より早くスタートラインを超えた場合はフライングとなり、レース失格となるだけでなく優勝戦への出場権も無くなるという厳しいペナルティがある。フライングした選手を含む舟券は払戻しの対象となる。



競艇で最も見所なのがスタート直後~第1ターンマークまでの攻防。同じ速度で第1ターンマークに進入する場合、一番インコースを走る1号艇が圧倒的に有利。2~6号艇は第1ターンマークで1号艇とその他の艇を全力で差し、あるいは捲りに掛かるのである。
トップ艇の後ろを走る艇は、トップ艇のモーター後ろにできる引き波の影響を受けて速度が出なくなる。こうなると逆転するのは容易ではない。
※競艇についてもっと詳しく知りたければ、漫画モンキーターンを読もう。


第1&2レースは様子見に徹し、第3レースで舟券購入して勝負。⇒これが見事予想的中!
しかしこれで調子に乗ってしまったのか、その後4レース続けて外してマイナス収支(-2000円)でTHE END。痛い目見ないうちに帰路へつくことに。気付けば意外と長居をしてしまった。過去勝率から選手の実力は読み取れても、その日の選手の調子までは読めなかったのが敗因かな?


ボートレースでも、パチンコでも、麻雀でも、ギャンブルにおいて大切なのは勝てる根拠のない勝負をしないことだと思ってます。時には黙って手を引くことも大事です。



8/20 追記

8/15の第42回戸田ボート大賞最終日 12R優勝戦は、埼玉支部のエース対決でした。
結果は、1号艇(白)中田竜太、2号艇(黒)桐生順平の2人を豪快に捲った3号艇(赤)黒井達矢の勝利。


黒井が第1ターンマークで見せた技『ツケマイ』。捲りたい艇の外側に接近したまま旋回することで、捲ると同時にモーターの引き波を利用して相手艇の勢いを奪う高等技術。黒井は地元・戸田出身の選手、今後も注目していきたい。

桐生順平、黒井達矢、中田竜太、佐藤翼etc。今の埼玉支部は勢いある選手が多いです。そして平石和男などの大ベテランも。

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