中国地方横断 乗り鉄の旅を振り返って。(第11回)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前回はコチラ

中国地方横断旅も中盤。広島市内のホテルで迎えた4日目の朝。

連日食べ過ぎてる気がする。朝食バイキングも軽目にしておきます。

2023/10/26(4日目) 広島市内散策
朝8時にホテルを出た後、ビジネスマンに混じって朝の広島市街を歩きます。と言っても東京や大阪のような人混みはないですが。

広島の中心である紙屋町周辺。路面電車やバスターミナルも立地する中国地方一の繁華街です。綺麗な地下街もあります。

さて初めて広島に立ち寄ったのだから、あの世界遺産は一目見ておきたい。

「平和記念公園」に到着。20万人を越える原爆死没者の慰霊と世界恒久平和を祈念して開設されました。慰霊碑には「安らかに眠ってください 過ちは繰返しませぬから」の文字が刻まれています。

「平和の灯(ともしび)」は1964年に点火してからずっと消えずに燃え続けています。反核と恒久平和が実現するその日まで。

元安川の対岸に見えるのが「原爆ドーム」(旧広島県産業奨励館)。


爆心地の至近でありながら全壊を免れ、原爆の威力や悲惨さを後世に伝えるものとして世界遺産に登録されています。

原爆1発で半径2kmの市街地が廃墟になったと言われています。もし現代で本格的な核戦争が起こったら、世界は瞬く間に滅ぶんでしょうね。

続いて広島城を訪問。築いたのは関ヶ原の戦いで西軍総大将だった毛利輝元。


二の丸の内部を見学できるらしい。ちょっと覗いてみます。(無料の2文字には弱い)


外敵を狙い撃つのに最適な構造となっていますね。

このユーカリの木、原爆から生き残った木だそうです。一度は黒焦げになったものの、再び新芽を吹き出し青く茂っています。

広島城天守閣に到着。広島城は江戸~昭和時代にかけて一度も戦場になることなく現存していました。日清戦争や太平洋戦争の際に日本軍の司令部としても度々活用されました。

しかし原爆の爆風により天守閣や二の丸などの建物は一瞬で倒壊したそうです。この天守閣は戦後再建されたもので内部は博物館、最上階は展望台になっています。しかし耐震性の問題もあって2025年度には一旦閉館する予定。


本丸には原爆で倒壊した建物の基礎部分のみ史跡として残されています。


現在の広島城は市民の憩いの場、街のシンボルの一つとして機能しています。

さて大分歩きました。この後は怒濤の乗り鉄旅へ戻ります。次回へ続きます。

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