モチベーションを保つ秘訣は何なのか。(後編)

おはようございます。カメさんです。

前回の続きになります。寝すぎてしまい、朝早く目覚めてしまったのでまったりとブログを書いております。
ゴールデンウイークですが自分は仕事です。電車が空いているので通勤は快適であります。

派遣社員を長く続けてはいけないと感じ始めたある日、自部場の従業員に対するアンケートが実施されました。アンケートにはその時の自分の率直な思いを書き綴りました。それが当時の製造部長の目に留まり、その後に正式な面接の機会を経て正社員へとなることができたのです。当時このアンケートが無ければ、今の会社にいることもなく別の道を歩んでいたのは間違いないかと思います。
これは自分が近隣部署にも出入りして多くの社員に顔を覚えて頂いていたこと、必要な国家資格(危険物取扱者甲種)を既に取得していたこと、部場の若手不足が問題になっていたこと等々の要因から、即戦力として期待されたのだと思っています。

正社員となって驚いたのはやはり、給与と福利厚生の充実でした。賞与や社宅手当があるだけでこんなにもモチベーションが上がるとは正直思っていなかったです。そして新しい部署は製造現場の交替シフトだったので、交替手当や深夜手当も支給されて結果的に年収は倍増しました。製造現場でも中間製品の分析業務を行っており、分析機器に関する知識経験はある程度持っていたので休日夜間のトラブル発生時等に活かすことができるのは自分の強みでした。

しかし正社員となって5年を過ぎた辺りから、徐々にモチベーションが下がってくるのを感じ始めます。その原因については今までに色々と考えてきました。

・現職における将来への不安が強い。
⇒夜勤があり長時間勤務で休憩時間も思うように取れない上、欠員補充の休出も多い為、生活リズムが乱れて集中力が欠けてボーっとする事が多くなってきている。日常的に大量の有機溶剤を取扱う為、判断ミスは怪我や事故へと繋がる。正直定年までここに居たくないと思うようになってしまった。そして今のままリーダーや主任の立場になるとシフト勤務から抜け出せなくなるのではないかという別の不安もある。

・仕事に対する闘争心が薄れてきているのを感じる。
⇒今までは若手に負けたくないという思い(意地?)で仕事していた部分があったが、次第に虚しさを感じるようになった。自分は中途入社なので同期がいない。しかし後輩達は同期が多くおり、同期同士でも情報を共有しているからか仕事を覚えるのも早いと感じる。正直羨ましい。
⇒給与待遇面は非常に充実しているが、現職を続けることが将来において本当の意味でプラスになるのか?迷いが生じている。

・自分の苦手職務の割合が増えている。
⇒化学分析の業務委託が進んでおり、自分の強みである分析業務の頻度が下がっていること。10年の間に最新型分析機器への切替が進んでおり、自分の知識でもトラブル対処できないことが多くなってきたこと。
⇒自分の苦手なプラント監視業務に携わる時間が増えていること。生産能力増強により複雑な操作が増えていること。ミスが許されない為プレッシャーも大きい。

今日まで正社員として勤続できていますが、10年以上現職を勤めても仕事を楽しむ位の気概が持てない現状がどうしても気になるのです。今の状態のままでは、上のポジションを目指す等のモチベーションが上がらないのもある意味当然なのかなと思っています。結婚して腰を据えて働こうという覚悟もありません。ちょっと情けないですが。

この状況を打破し、モチベーションを維持する為にも必要なのは、現状と理想の姿をより明確にすることだと考えています。最近は下記項目について、書き出し整理を行っているところです。

・自分が今やりたいことは何なのか。
・自分が今できることは何か。
・自分が今できないことは何か。
・自分が目指すべきポジションはどこなのか。
・自分が目指すポジションに、必要なものは何なのか。

今年は、今後目指す姿について改めて考える為の、ターニングポイントにしたいと思うわけです。

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