シャツの黄ばみを落としたかったので。

おはようございます。カメさんです。


そろそろ外も暑くなってきました。コロナ禍の影響で新しい服も買えていなかったので、とりあえずクローゼットから昨年の夏服を取り出して確認。白い服は季節を超えると黄色く変色していることが多いのが気になります。襟や袖だけでなく、時にはシャツ全体が黄ばんでいることもあります。このまま着るのはハズカシイ。
カメさんは通勤時にYシャツなどを着る機会が殆どないのですが、皆どのようにお手入れしているのだろうか?気になったのでスーツで通勤しているであろう友人に、クリーニング事情について色々と質問をぶつけてみました。

Q1. Yシャツ等は家で洗っているか?クリーニング店に出しているか?

⇒全員が『家で洗っている』との回答。但し『冠婚葬祭用』はクリーニング店へ出しているという人もいた。


アイロンがけ不要の『形状記憶シャツ』を活用している人もいた。

Q2. どの位の頻度で洗っているか?どの程度着たら交換しているか?

⇒3着程度を毎日ローテし、週2回程度まとめて洗っている。
⇒ボタンが取れたり、穴が空いたり、取れない染みが付いたりしたら廃棄・交換。


忙しい社会人が毎日洗濯するのは難しいようだ。因みにカメさんも洗濯は週2回の頻度。『ドラム式洗濯乾燥機』は非常に高価だが、便利過ぎて今は手放せない家電の一つ。ホコリ堆積による故障防止の為、乾燥フィルターの清掃は毎回マメに行うのがポイントだ。

Q3. 黄ばみ落としの裏技があれば教えて下さい。(本題)

⇒黄ばみ落としの洗剤を塗ってから、洗濯機へ。
⇒最近の洗濯洗剤は優秀なので、塗らなくても十分に汚れは落ちる。


そもそもマメに洗濯していれば、黄ばみに困ることは皆無なのかもしれない。自分がズボラすぎるのか?

⇒重曹と食用洗剤を混ぜて作ったペーストを塗って、洗濯機へ。それでも昔に染みついた汚れは、やっぱり落とせない。
ネットで調べると黄ばみ落としの裏技は色々出てきますが、時間が経った汚れはやっぱり手強いらしいです。それに、そもそもなぜシャツは黄ばむのでしょうか?


黄ばみの正体、それは『皮脂汚れ』にあります。タンパク質汚れ(水溶性)を、脂汚れ(油溶性)が覆っている状態なので容易に汚れが落ちません。加えてタンパク質汚れが衣類に残ってしまうと時間と共に酸化して黄変するのです。
皮脂汚れを効率よく取り除く場合、1.最初に脂汚れを除去⇒2.次にタンパク質汚れを除去の2STEPを踏む必要があります。


もしクリーニング店に依頼するならドライクリーニング(=有機溶剤を使用した洗濯)で脂汚れを落とした後に、水洗いでタンパク質汚れを落としてもらうのが効果的です。ドライクリーニングは素材によっては不適の場合があるので、洗濯表示を事前確認する必要があります。


家で挑戦する場合、脂汚れを落とす為に食用の『中性洗剤』で漬け置きするのが効果的でしょう。


他にワイドハイター等の『酸素系漂白剤』を使用した漬け置きが有効です。脂汚れは酸性なので、アルカリ性である粉末タイプの漂白剤を使用した方が高い洗浄効果が得られます。
⇒今回は粉末タイプ酸素系漂白剤を使用した洗濯を試してみます。


3Lの風呂桶に60℃超の熱湯を目一杯注ぎ、粉末タイプ漂白剤を15g加えて溶かします。その中へ黄ばんだシャツを30分浸け置き、脂汚れを除去します。
熱水温度が高いほど洗浄効果は高まりますが、火傷に注意が必要です。漬け置きの時間が長いほど洗浄効果がありますが、あまりにも長時間だと衣類が傷む可能性があるので注意です。


そのまま洗濯機へと移し、通常通り水洗い~脱水~乾燥。


洗濯アフター。恥ずかしくない程度には綺麗になったのを実感できました。
黄ばみに悩まされないように、今年の夏はマメな洗濯を心掛けていきたいと思います。

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