潜入!首都圏外郭放水路(後編)

おはようございます。カメさんです。 ⇒前編はコチラ

世界最大級と言われる防災地下神殿・首都圏外郭放水路の内部へ潜入開始。入口には化学プラントにあるようなSUSの配管とゲート弁にチェッキ弁も。その脇を通り抜けて階段を降りていきます。


最初に案内されたのは高さ71mの「第1立坑」。高所恐怖症の人はちょっと怖いかも。
春日部市内の各河川から送水されてきた水は、国道16号の地下に建設された全長6.3kmの地下放水路を経由して第1立坑の下から流入してきます。

第1立坑に溜まった水は隣接する調圧水槽へと送られます。

一旦地上に出た後、調圧水槽の入口へ向かいます。

116段の長い階段を降りて地下神殿にいよいよ到着です。真夏日でしたが内部の気温は17℃でヒンヤリしていました。

数多くの巨大なコンクリートの柱が立ち並ぶ光景は圧巻ですね。

調圧水槽側からみた第1立坑。よく見ると床面に土砂が堆積して汚れていますが、

天井からクレーンで重機を搬入し、内部の清掃を行っているそうです。

調圧水槽の柱に記載された水位の目印。この水位を上回ると巨大なガスタービンポンプを稼働させて江戸川へ排水を行います。この水位を下回っている時は第2~第5立坑から春日部市内の各河川へポンプで排水します。

続いて調圧水槽の奥へ向かいます。

水門(管理ゲート)の下を通過し、首都圏外郭放水路の心臓部である排水機場へ。

ヘッドライトを点灯し視界を確保しながら水の中を進むツアーご一行。

こちらはガスタービンポンプへの取水口ですね。

そして調圧水槽の最深部で見たものは…

ガスタービンポンプの巨大な羽根車(インペラ)。その排水流量は50M3/秒。ポンプは計4台あるので最大200M3/秒の排水処理能力を有します。⇒25mプールの水を1秒で排水可能な性能です。

折角なのでここでも記念撮影。


地下神殿を再び歩いて、長い階段を登って地上に帰還します。

うー、やっぱり外は暑いなぁ。

最後に防水スーツを洗浄して、見学会ツアーはこれにて終了。

地下放水路のトンネル建設の際に使用されたシールドマシンの面盤です。

首都圏外郭放水路が完成してから年平均7回程度稼働しており、埼玉東部における浸水被害は稼働前と比べて1/4程度に抑えられています。まさに水害における防災拠点なのですね。
自分の住んでいる地域の防災のしくみについて知ることは、災害(ハザード)に備える上でも重要です。台風や線状降水帯の発生時はこちらの状況をチェックしてみるのが良いかもしれませんね。



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