エアコン水漏れ時の正しい対応は。

おはようございます。カメさんです。


昨年夏頃から自宅賃貸マンションのエアコンの調子が悪く、送風口からの水漏れが頻繁に起こるようになりました。
エアコン直下に置いてあったTV等の電化製品を移動したり、床面が痛まないよう防水対策をして乗り切っていましたが、さすがに毎年はやりたくないので今年は対策しました。その甲斐あり今月ようやく問題解決できたのでした。⇒これで躊躇なくPC起動できる!
今回は同様の症状が起きた時に備え、水漏れ発生時の対応について順番にまとめてみたいと思います。

●疑うべき水漏れ原因 その1~排水管の詰まり


エアコンで冷やされた空気が結露して水が溜まるのは正常です。その為エアコンには排水用のホースが付属しており一般的には屋外へと排出します。このホースの先端や内部にゴミが詰まっていたり、折れ曲がっていたりすると、正しく排水されずに水が溜まってしまいます。最終的には送風口を水がオーバーフローしてしまい水漏れが発生するのです。


排水用ホースの出口を泥やゴミが塞いでいないか?ホースの変形が見られないか?ホースの詰まりがないか?これらを確認するだけでも改善される場合があります。

詰まりについては、上写真のような吸引ポンプ(ホームセンターで売ってます)を使うか、掃除機で吸ってみる等で確認できます。




●疑うべき水漏れ原因 その2~エアコン室内機の傾斜

エアコン室内機の内部には排水トレイが設置されています。トレイに溜まった水が排水ホースへと流れるのですが、室内機本体が傾いていたり建物そのものが傾いていたりすると水が上手く流れずに送風口から落ちてくることがあります。
(自宅の場合、室内機の裏側に段ボール板が挟まってました。恐らくは以前住んでいた人が傾斜を微調整しようとしていたのかも?)
⇒但しエアコン業者も傾斜確認しながら設置しているので、水漏れ原因としてはレアケースかも。

●疑うべき水漏れ原因 その3~エアコン熱交換器の汚れ
●疑うべき水漏れ原因 その4~エアコン冷媒の不足

送風口から出てくる冷風の温度が高ければ、熱交換器の不調やエアコン冷媒の不足が原因の場合が考えられます。
⇒例えば、最低設定温度が16℃のエアコンであれば、送風口から16℃の冷風が出てこなければおかしい。


エアコン室内機のカバーを開けると、中にはフィルターが入っています。このフィルターは熱交換器がゴミ・ホコリ等で汚れないように設置しています。なのでフィルターはまめに清掃しましょう。最低でも1シーズンに1回。


フィルターを外した時に見える金属の部分が熱交換器で、中を流れている冷媒ガスによって空気が冷やされます。熱交換器がゴミ・ホコリで詰まってしまうと熱交換効率が悪くなってしまい能力ダウンすることが考えられます。
⇒エアコンクリーニング専門業者に依頼すれば、熱交換器表面のJET洗浄をしてくれます。但し個人的にはフィルター清掃さえしっかり行っていればゴミ・ホコリ対策としては十分だと考えます。これも水漏れの原因としてはレアケースかも。

熱交換機をよく観察すると、表面が結露で濡れているのが分かるかと思います。正常であれば結露は熱交の下にある排水トレイへと落ちるはずなのですが、冷却能力が不足してくると結露の水滴が大きくなって排水トレイへ落ちず、冷風と共に冷風口から漏れ出てしまいます。

ゴミ・ホコリ汚れがない上でこの症状が見られるときは、エアコンの冷媒ガス不足の可能性が高いです。冷媒ガスが不足する原因については、冷媒ガスが循環している配管や熱交換器からの微量の漏れが挙げられます。
⇒冷媒ガスの補充については、冷媒フロン類取扱技術者(国家資格)がないとできないです。素人では無理です。なので素直にメーカー点検を依頼するのが適切な対応になります。



◎まとめです。もしエアコン室内機から水漏れが発生したら?
 
1.排水ホースの異常、詰まり有無を点検する。
2.エアコン内部のフィルター及び熱交換器表面がゴミ・ホコリで汚れていないか点検する。
3.ダメなら速やかにメーカー点検を依頼する。

(おまけ)
・自宅のエアコンは賃貸マンションの既設品でしたので、マンションの管理会社へ連絡してメーカー点検を依頼しています。
・結局、熱交換器一式交換&冷媒ガスの補充でエアコンは復活しました。買い替えた場合と修理した場合でいくら位費用が違うのかは分からず。
・エアコン工事業者さん、大変暑い中の作業お疲れ様です。ありがとうございました。

コメント