おはようございます。カメさんです。 ⇒前回はコチラ。
墨田区内を練り歩く隅田川七福神めぐりの後半戦。季節外れの暖かい陽気に気分も上がります。さて次の寺社は一体どこに?
墨堤通りをしばらく北上。首都高の向島出口の交差点が見えたら右折。
入り組んだ東向島の住宅地の中をしばらく歩くと、
現われた「向島百花園」。江戸時代後期に文化人達の手によって作られた庭園であり、現在は東京都が管理しています。四季百花の乱れ咲く園という意味で百花園と名付けられたんだとか。
そして隅田川七福神めぐりを発案したのも百花園を作った文化人達。つまり江戸時代から令和の現在に至るまで七福神めぐりが楽しまれているということ。感慨深いですね。
福禄寿はこの中に祀られているらしい。入場料150円を払って中へ。

訪れたのは1月だったので庭園内の木の葉は落ちてしまっていますが、恐らく3月の今頃は梅の花が咲き乱れている頃でしょう。
スカイツリーを背景に日本庭園散策を楽しめます。
正月の〆といえば七草粥。ここ百花園では七草粥を食べることができます。年末年始のおせち料理で疲れた胃腸を労り、一年の無病息災や健康長寿を願うと言われます。
毎年七草を寄せ植えした七草籠を皇室へと届けるのが慣わしとなっています。七草とは、セリ、ナズナ、ハハコグサ(おぎょう)、ハコベ(はこべら)、コオニタビラコ(ほとけのざ)、カブ(すずな)、ダイコン(すずしろ)のこと。
百花園の一角にて福禄寿の社を発見したので参拝します。
百花園を後にし、再び住宅地の中を歩きます。次に向かうのは、
「白鬚神社」の境内。祀っているのはあの四皇・白ひ…、ではなく白い鬚の長寿の神様である白鬚大明神に因んだ寿老神。
今回一番並んだのがここでしたね。向島で最も古く由緒ある神社であり、初詣客が多かったです。
混雑を避ける目的でQRコードを活用したおみくじが用意されていました。ここにもデジタルの波。でもこれはちょっと味気ないかな~と思ってしまいました。
墨堤通りに戻ってきました。明治通りを通り過ぎてさらに北上、最後の七福神に会いに行きます。
順路を示す看板に従って、墨堤通りを外れてまた住宅地へと入っていきます。
最後の七福神・毘沙門天を祀る「多聞寺」に到着です。
茅葺き屋根の山門。改修はされているものの、江戸時代の頃の面影が残る貴重なものです。
本堂にて最後の参拝。毘沙門天門下の禅尼師童子が悪戯好きの狸を懲らしめたという逸話があります。
これで隅田川七福神コンプリート。今回の任務はこれで完了ですね。
鐘ヶ淵駅から東武線で帰路につきました。
向島百花園の七草粥はインバウンド価格。正月の終わりに家で作ろうとしたのですが、スーパーでも七草は取り扱ってないんですね。レトルトでも良いので欲しかった。今回は普通のお粥で我慢です。
2025.03.21 追記
3月下旬に向島百花園を再訪。しかし梅の花は既に散っていました。花の旬は短いな~。
植木鉢に植えられた木に残っていた梅の花を撮影してきました。もう春ですね。
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